バーチャファイター4evo専用スティックを改造する:その1
バーチャ専用スティックを作ってみる。
最初にして最大の難関、レバーのとりつけ
前回、戯れにやってみたらパーツ移植ができてしまったので(悪魔合体レバーと呼称したもの)、evo専用スティックを素体にPS4向けのバーチャファイター専用スティックを作成してみる。
初回は、前回作った悪魔合体レバーの取り付け。おそらく、今回の改造で一番面倒なのはこのレバーのとりつけであろう。
写真を盛大に取り忘れたのでテキスト中心の解説になるが、以下が主にやることとなる。
1.天板のイラストを剥がす
2.ネジ止めされている天板を外す
3.ガワにレバーを取り付けるための穴あけ加工
まずは1。天板に貼り付けられたイラストを剥がすわけだが、この粘着テープが非常に強力で、普通に引っ張って剥離させようとしても難しい。
ホットガンで十分に温めてから、薄いヘラでゆっくりやっていくのがよい。パワーでやったところ再生不可能な状態に……。
ひとまずこれで綺麗になった。
2は何も苦労するポイントはないが、先に内部基板を外しておかないとボタンが取り出せない。前もって内部基板のハンダを吸い取り、取り外しておくとよい。
そして3だ。はじめに既存のレバーを取り外す。
取り外したら枠以外はもぎ取ってしまって悪魔合体レバーをはめられるようにする。平らにするのは彫刻刀があると便利。
なお、悪魔合体レバーの本体にある出っ張り(写真の○の部分)は、evo専用スティックに取り付ける際に邪魔なため、ここも取り去っておくこと。
ガワの方にある元のネジ穴が使えそうなので、面取り。
どう使えそうなのかというと、悪魔合体レバーの以下の丸で囲った部分である。穴位置的にほぼ一緒。
この丸で囲った部分にナットを入れ、ボルトを締めれば固定できるだろう、と思ったものの、結果から言うとこれはダメだった。上下左右どちらかはネジが締められるのだが、4点をとめようとするとどうにも穴位置が合わない。仕方がないので以下の丸で囲った部分を利活用することに。
ちなみにこのネジ穴を使う場合は、ナットは内側から入れる。穴あけをして面取りして……という感じで四苦八苦して取り付け完了。
悪魔合体レバーはこんな感じで本体内に収まるため、底の鉄板にあたることもない。
天板を戻してボタンを仮組み。ちなみに、30φのボタンを入れる場合は元の天板に出っ張りがあってそのままだと入らない。出っ張りを何らかの方法で削り取る必要があるのでそこは注意すること。
次回は基板の組み込みをする予定。何の基板を使ったものか……。