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ゲーム筐体がほしいならArcade 1UPがおすすめ

簡単に組み立てられ、置き場にも困らないアーケード筐体。

次々と発売されたレトロハードの復刻版たち

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ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータNEOGEO miniプレイステーションクラシックメガドライブミニPCエンジン miniアストロシティミニなど、小型化されたゲーム機がここ数年多数発売されている。

リバイバルブームに近いのだろうが、昔を懐かしむユーザーだけでなく、今では入手しにくくなったゲームを現環境でプレイできることからマニア層にも人気を博し、(一部を除いて)ヒット商品となったのは記憶に新しいところだ。(一部を除いて)には結構期待したものだが何故あんなことに(略

軽量・小型な本体は日本の住環境にもピッタリ

似たようなコンセプトではあるも、それをよりぶっ飛んだ形で具現化したものにArcade 1UPという商品がある。これはArcade Cabinet、要はゲームセンターに置いてある筐体を3/4サイズにしたものだ。組み立て式で、日本ではタイトーから29,800円で売られている。

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「3/4サイズ」と言っても想像がしにくいかもしれない。サイズがわかりやすいように人と一緒に写っている写真を海外のサイトから拝借してみる。

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どうだろう。大きすぎず、小さすぎずと言ったところ。実際の寸法でいうと幅483mmX高さ1,163mmX奥行き584mmだから、カラーボックスが一回り巨大になったような感じだ。なお、上の写真は「ライザー」と呼ばれる高さを上げる専用台にArcade 1UPを乗せているため、120cm以上になっているが、それでも成人男性の身長よりは低い。

重量は25kgと筐体にしては軽量(材料が木且つがらんどうなため)。並のアーケード筐体だと80kgはあったりするので、一人で移動させたり持ち運ぶのは不可能なものだが、Arcade 1UPなら頻繁なレイアウト変更にも耐えうる。

子どもの頃の憧れでアーケード筐体はほしいけど、家に置くには大きすぎるし……と諦めていた人にはぜひ購入を検討してほしいアイテムだ。

バリエーションの少なさはDIYでカバー?

難点があるとすれば、ひとつの筐体で遊べるゲーム数の少なさと、日本で売っている筐体がわずか6種類しかないこと(Arcade 1UPは筐体にゲームが内蔵されているのだが、筐体ごとにゲームの種類が異なる)。Arcade 1UPの本家のアメリカでは非常に多くのバリエーションが存在し、4人プレイができるTMNTだったりカプコンの格ゲーなんかもある。最近は大型筐体にも手を出していて、なんとピンボールまである。

タイトーにはぜひ拡充に向けて頑張っていただきたいところだが、おそらく売上が見込めないのだろう。今年に入って大幅値下げ(値下げしても29,800円)をしたのも在庫処分の意味合いが強いと見ている。

ただ、やりたいゲームがないからといってArcade 1UPを敬遠するのはもったいない。多少の改造コストはかかるが、Arcade 1UPのガワを利用すれば、汎用のビデオゲーム筐体に仕立てることも可能だ。例えば、以下は私が所有しているArcade 1UPだが、ヤフオクで落札したコンパネに換装し、さらに家庭用ゲーム機をつなげられるように改造したものである(写真はドリームキャストをつなげてCVS2を起動)。

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インテリアとして部屋に置くもよし、素のままプレイするもよし、ひと手間加えてレトロゲーム機を動かすのもよし(Arcade 1UPの改造に関しての詳細は長くなる故、別記事にしようかと思う)。本物は本物でいいが、比較的安価で、取り回しがいいArcade 1UPも非常に楽しめる一品としてオススメしたい。それではよき筐体ライフを。

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