メカチェで1折全ボツ。周囲に迷惑かけて大失敗した話:その2
痛いオタクの主観に成り下がったテキストを令和の時代に晒す。
テキストを読み進めるにあたっての注意書き
その1からの続きだが、今回は全ボツとなった用語辞典から我ながらひどいと思ったものを自戒の意味も込めて紹介する。ただただレベルが低く、気分を害する可能性もあるので、読み進めるにあたってはご注意いただきたい。
「あなたの熱き魂で叫んでください」
システム設定の主人公ボイスをOFFにする(もしくはカーソルをあわせる)と、拝めるメッセージ。いや、「叫んでください」って言われてもなぁ……。みなさんは、どうですか?
だめ夫注:誰に聞かれたわけでもないのに、自分の感想を入れている。多分、当時の自分はこれが面白いのだと思っていたのだろう。
宇宙世紀
『機動戦士ガンダム』シリーズで使用されている年号で、GやWなどアパレルワールド物を除けば全てのガンダムはこの時間軸に沿って形成されている。人類が宇宙で暮らすようになってから定められた年号という設定になっており、ガンダムが放送されたころは、この宇宙世紀が実際にはいつ頃からなのか、ということをめぐって大論争がファンの間でなされた。最終的な答えは今現在に至っても出されていないが、近い将来であることには間違いない……と、思いたいところだ(笑)。
だめ夫注:最後の一言が余計。お前の感想は聞いてないわけだが、なぜかそれを執拗に入れたがるのが我ながら謎。そしてなぜ草を生やすのか……。
ガッダール隊
『機動戦士Vガンダム』に登場したバイク乗り部隊。隊長のイクによると「地球をバイク乗りの土地にする」のが夢らしい。そんなことしたら公害汚染がますますひどくなりそうなのだがイク達はそのあたりのこと分かっているのだろうか?
だめ夫注:作中の矛盾点をしたり顔でつき、ほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶ。Vガンダムに対してはやたらツッコミを入れているのだが、当時の自分は何か恨みでもあったのだろうか。
「聞きたいかね…?~」
トレーズがシナリオ「勝者と敗者に祝福を」で、ウーフェイと戦うと喋るセリフ。この後、「昨日までの時点では9万9千8百と22人だ…」と続く。原作でもおなじみのエピソードだが、一体全体どうやって数えているのか謎である。カチカチやるバイトでも雇ってるのか?
だめ夫注:ちょっと面白いことを言いたかったのだろう。残念ながら言っているつもりであり、面白くはなかった。
「十年早いんだよ」
『新~』でリュウセイ・ダテが攻撃をかわしたときに時たま叫ぶセリフ。元ネタは言わずと知れた3D格闘ゲーム『バーチャフ○イター』の主人公、結城晶の勝ちゼリフ。何故、こんなセリフを喋らせたのか理解に苦しむが、恐らく声優さんが同じなのと(アニメ版バーチャフ○イターの晶は三木氏が演じていた)、リュウセイに『格闘ゲーム好き』というキャラ設定があったためだと思われる。う~ん、マジンガーやゲッターが好きな生粋のスパロボファンは果たしてこのネタを喜ぶのか謎。なお、本作では「十年早いんだよ」のセリフはないが(「百年早いんだよ」になっている)、クイックセーブ後、ゲームを中断した際のセリフに「俺はもっと強いやつと戦いたい!」というものが登場している。これも、やはり晶のセリフなのだが、分かる人は果たしてどれくらいいるのだろうか?
だめ夫注:いらぬ心配をしている。その前にお前は自分の心配をしろ。リュウセイならびにSRXに何か思っていることがあったのかもしれない。
縮退炉
ガンバスターの動力源として使われている機関。詳しい理論は書くと長くなるし、何より嘘が大部分を占めている(笑)ので割愛させてもらうが、アイスセカンドを縮退させてエネルギーを作っている機関らしい。バスターマシン1号、2号の両機に取りつけられているのでガンバスター時には2つこれがあることになる。……道理で強いわけだ。
だめ夫注:たぶん、知識をひけらかしたいのだろう。もしくはわかっているフリをしているのか。どうもいらぬ一言が多い。
地球クリーン作戦
ザンスカール帝国がとった、可能な限り地球環境を汚染しないで反抗勢力の鎮圧を行う作戦のこと。タイヤ戦艦モトラッド(勝手に命名)を使用し、その車輪で地上を踏み鳴らすことを戦術の根底に置いている。要は、でっかいロードローラーで地球を対象に「地ならし」を行うわけだが、こんな作戦どうやったら思いつくのか理解不能。イクは電波系の人ですか?
だめ夫注:商業誌で、しかもスパロボの攻略本で「電波系の人ですか?」とか言うなよ! と自分の書いた文章にも関わらず自分にキレかかってしまった。そして、当時の私はドゥカー・イクになにか恨み抱いていたのか?
南原博士
バトルマリンの操者、南原ちづるの祖父でコンバトラーVの製作者。キャンベル星人の来襲を予期し準備を進めていたが、ガルーダに殺される。毎シリーズ故人のため名前だけの登場だったが、本作で遂に登場。おかげで、四谷博士の影が薄くなった(笑)。
だめ夫注:(笑)の使い方のセンスが圧倒的にない。(笑)をつけなくても成立するかな。
ネネカ隊
『機動戦士Vガンダム』に登場した、「女だらけの水泳大会」も真っ青な水着ねーちゃん(生身)部隊。いくら男のリビドーに訴えかける格好とは言え生身でモビルスーツに立ち向かうのは非常識すぎる。……まあ、この部隊を考え付いたカテジナが非常識だからしょうがないのだが。善戦(?)空しくウッソに殺される。なお、ゲームには未登場。いや、出てこられても困るけどな(笑)。
だめ夫注:これはひどいし、サンライズの人に呆れられたのはこのテキストだったと記憶している。本当にいろいろ申し訳ありませんでした……。
バーニングTP
本作の世界で流行っているビデオゲーム。リュウセイはこのゲームの大会で優勝し、SRXチームにスカウトされた。ゲーム中の話から察すると恐らく『バー○ャロン』タイプのゲームではなく、『○トルテック』のようなものだと思われる。目的自体(何らかの適性の高いパイロットを探し出すこと)は『バー○ャロン』にそっくりだが。
だめ夫注:やたら「~だが。」で終わるテキストが多いのだが、接続詞として使うことを忘れてしまったのだろうか。バトルテックの名を出しているのは、多分知識のひけらかしをしたかった系か。
プロトカルチャー
先行文明者のこと。ゼントラーディ人が地球人のことをこう呼んでいた。本作に登場する全ての人種は、このプロトカルチャーを母体にもっているらしい。人類補完計画といい、ある意味全ての元凶だといえる(笑)。
だめ夫注:だからなんで(笑)をつけたがるのか……。
ルナリアン
ガンダム世界で月に居住する人々を指して使われる呼称。アースノイド、スペースノイドに比べると作品中ではあまり(というか、全然)使われていない。これは、後付けの設定であるのと、スペースノイド、アースノイドに比べ絶対数が少ないからであろう。別名、ムーンレィス(笑)。
だめ夫注:(笑)誤用&知識ひけらかし。このパターンが多いのかもしれない。ムーンレィスは∀ガンダムに出てくる勢力だが、α外伝にて実際に参戦することとなる。
ロンド=ベル
『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』に登場した地球連邦軍の独立部隊。ネオ・ジオンの残党狩りを任務とする部隊でエゥーゴの流れを汲んで結成されている。アムロやブライトといった歴戦の勇姿や、新造艦ラー=カイラム等を見る限りいかにも強そうな感じを受けるが、配属されているMSが貧弱なためまともに任務を遂行するのはきつかったようである。別名、魔よけの鈴。
だめ夫注:一応、最後は読めるものを。おそらく、これだと差別化にならないと思った当時の自分が馬鹿さと若さを履き違えて……。
結びに
本当に申し訳ありませんでした。
自分だけが面白いと思っている典型で、商業誌に載せるようなレベルのテキストでは到底なかったし、何より「誰もが読んで面白い」というものには程遠かった。全ボツになるのも当たり前だ。
ただ……この勢いは今の自分では真似ができず、ある種の羨ましさみたいなものもある。老獪さを身にまとった今の自分には、ただただ眩しい。
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