Arcade 1UPを汎用小型筐体化する:前編
ちょっとのコストで早変わり。
DIY用パーツでArcade 1UPをカスタマイズ
国内ではタイトーから販売されているArcade 1UP。オリジナルの3/4サイズの筐体で、29,800円と手の届きやすい価格が魅力的な一品だが、あらかじめ筐体に内蔵されたゲームしか遊べないのが難点でもある。今回はその難点を解消し、汎用小型体化するためのパーツなどを紹介してみようかと思う。
汎用小型筐体化のためには、HDMI入力を可能にするコントローラーボードと、1P8ボタン~2P16ボタンのコントロールパネルの2つを用意すればひとまずはOKだ。ちなみに後者はマストではないが、オリジナルのコンパネは木の厚みがあって三和やセイミツのパーツを付けたときにレバーが短くなったり、現世代機のボタンの数にあわせて穴あけするのが相当手間なため、オススメしない。
さて、では本題にとりかかろう。まずは液晶モニタにHDMI端子を取り付けられるようにするため、映像入力ボードを取り付けていく。結構いろんなところで買えるが、今回はコンパネも含めて一回の買い物で済むようにKVC Lab.さんのもので紹介。
これがARCADE1UP改造用 汎用映像入力ボードになる。KVC lab.さんでは4,000円くらい。
この映像入力ボードをもともとARCADE 1UPに取り付けられているものと取り替えれば、入力系統を増やせる。以下の画像はKVC lab.さんから拝借させてもらったものになるが、HDMIのほかDVI、D-sub15pinの入力端子も備えており、汎用性が高いスグレモノだ。
ARCADE 1UPのどこにそんなボードついているの?と思うかもしれないが、液晶モニタの背部にくっついている鉄製のボックスに収められている。以下の画像はYoutubeから拝借したものだが、こんな感じで収められているので、ケーブルを引っこ抜いて用意した制御基板を移植する。
制御基板はそのままだとぶらぶらして危ないので、両面テープかなにかで固定してやるとよい。こちらもYoutubeから拝借。
実際の交換は以下の動画がわかりやすい。
なお、上の動画でもそうなっているが、パックマンやインベーダーといった縦画面の筐体に制御基板を取り付けると、縦シュー専用マシンになってしまう。液晶モニタを固定するフレームに改造を加えるか、ランペイジなどの横画面の筐体を購入するのが手っ取り早いかもしれない。海外のサイトや、時々ヤフオクにもモニターのフレームが売っていることもあるが……、確実性がないため運ゲー。
後編ではコントロールパネル部分に手を加えていく。