クリスマスイブにレンコンを掘った話
※2023年のお話です。
クリスマスイブにレンコンを掘って泥んこになりました。
なんでそんなに大変なことをしたのか、と疑問に思うかもしれません。
だって、イブに会社の近くでレンコン堀り大会があるから………
地域の一員として、そして”日本一のトンボ印”と謳われたスコップ・ショベルメーカーの意地として「レンコン堀り大会」に参加してきたわけです。
レンコン堀り大会とは
レンコン掘り大会とは？
明石市にある西島皿池では、ため池を知る・体験するイベントとしてレンコン堀り大会が開催されています。
西島ため池協議会が主催し、今年で15回目を迎えます。
どなたでも事前申し込み不要・無料でれんこんを収穫できます。
スコップやショベルなどの道具は各自で持参。
例年、500名以上が参加。ため池の水は抜かれた状態です。
開催地となる西島皿池は、会社から歩いて20分程度の距離に位置します。
しかしながら近隣にもかかわらず、大会のことを全く知りませんでした。
愛読している「広報あかし」を見て大会の存在を知り、
「地元の土農工具メーカーとして、協力しなければ！！！」
という思いに駆られ参加することになったのです。
製品を提供すっぞ！
早速、上司に掛け合ってみました。
私「レンコン堀りに製品提供したいです！」
部長「ＯＫ！承認！」
毎度ながら承認されるの、ものすごく早かったです。
でも、レンコン堀りに適してる製品ってどれなんだ……？
現在、ショベル類は日工グループの「トンボ工業株式会社」が販売しています。
トンボ工業に相談してみることに。
う～ん、柄が長いのがいいんじゃないかな。あとホークもいるんちゃう。
知らんけど。
誰もレンコン掘ったことがなかった（笑）
とりあえずYouTubeなどを参考に、使えそうな製品をセレクトし、
まちづくり協議会に提案しました。
①土おこしホーク「ほれーる」
選定理由：
☑池の水は抜いてあるので、土起こしが必要
☑ロング柄なので腰に負担がかかりにくい
②エアーショベル、ラクワンショベル
☑ロング柄なので腰に負担がかかりにくい
☑軽量なのでお子さんやご高齢の方でも使いやすい
まちづくり協議会によると、例年小さいスコップでご苦労されている方が多いらしく、ショベル提供を喜んでいただけました。
いざ、会場へ
クリスマスイブのAM9時頃。
山陽電鉄西江井ヶ島駅から皿池を目指して歩いていると、ショベルを持ったファミリーの姿が。
「クリスマスイブなのに……」
少し驚きながら会場に入ると、受付に並ぶ人で溢れかえっていました。
近隣にお住まいの明石市長のお姿まで。（レンコン堀りの常連だそうです）
お天気にも恵まれたこともあり、1,000名程度（例年の倍）の受付があったとのこと。
みなさん、アクティブですね！！
私たちの提供製品は、あっという間にすべて貸出中となっていました。
さすがにド近所なので、「トンボマークの日工さんや。」といった声が聞こえてきて嬉しかったです。
レンコン、掘ってみた
開会式が終わり、折角なのでトンボ工業（株）Ｉ次長と一緒にレンコンを探すことにしました。
2人ともレンコンを掘るのは初めてです。
サツマイモみたいにツルが出ているわけでもなく、目印なし。
完全に運任せで適当な場所を掘りすすめます。
私もホークに足をかけて土を掘り起こそうとしましたが
「え。。。ビクともしない。。。」
土がかたいうえに水分を含んでるからメチャクチャ重く思うように堀り起こせません。(非力）
ありったけの力を込めて、全身でなんとか掘り起こす。
ゼェゼェ……腰がイカれそうだ！
その後、10分ほどがんばると
レンコンっぽいものが見えてきた。
細いけど、断面がちゃんとレンコンなんですよ。
嬉しくなり、ホークで一気に掘り起こそうとする。
\\\\\\\パキッ///////////
折れてもた・・・・( ；∀；)
諦めずに掘りすすめていくと………
太いレンコン見えてきた～～～！！！！
ここまでで40分といったところでしょうか。
体力は80%くらい削られていましたが、いざ太いレンコンを前にすると
どうにか掘り起こしたく作業がすすむ。
私がホークでまわりの土を崩してI次長がショベルでかき上げる、このコンビネーションにより一気に掘りすすめることができました。
ぜぇぜぇ
ついに、レンコンＧＥＴ！
1時間経過。
まわりの土をうまく堀りすすめながら、ようやくレンコンを掘り起こすことができました。
掘り進めるにつれて足元がシャバシャバになったので、長靴も泥だらけ。
クリスマスイブに大苦労して掘った成果はこちら！！！▼
な、なんと！！
90cm強のレンコンを掘り起こしました！！
達成感がすごいです………！！
まわりを見渡しても、長いほうでしたよ！！（自画自賛）
「日工さん、よかったなあ！」
とお声がけいただきました(≧▽≦)
参加賞？の焼き芋をいただいたあと
給水車で泥を落として帰路につき、折れないよう慎重にレンコンを家に持ち帰ってミッション完了。
やったね。
大会を振り返って
はじめて参加したレンコン堀り大会。
想像以上にハードで、3日ほど全身筋肉痛に苦しみました(運動不足）。
ですが、普段農作業に親しむことのない人とっては間違いなく、貴重な経験になります。
また、社員目線で言うと自社グループの製品を試す絶好のチャンスだと思いました。
次回はいろんな製品を持って参加し、
一番レンコン堀りに適している製品がどれか検証していきたいと思います！
あとメンバーも強化したいですね。
２人だとキツいので３～４人のチーム戦で臨みたい、、です。
（おまけ）
近所にお住まいの課長ファミリーが収穫したレンコンたち。
(宣伝）トンボ工業 ネットショップ▼
(終）
ライター：ＳＯ
協力：トンボ工業