【読んだ】バッテリー

バッテリー (角川文庫)

おすすめ度　★★★☆☆

WBCで野球を初めて見た息子が、野球にドはまりしている。
これまでどちらかというとインドア趣味が多かったのに、「キャッチボール最高！」みたいになっているので、健康的で喜ばしい。

野球少年といえばこれでしょうと、借りてきた。
小説好きではない息子だけれど、野球がテーマなので読んでくれた。しめしめ。

以下は息子の評価。
・主人公の性格がヤバいくらい悪い！サイコパス！
・キャッチャーの豪くんがいいやつ！
・ポケベルってすごい昔のスマホだよね？

最後の感想が面白い。そうか、ポケベル時代の話なんだ。知らなかった。
私も読んでみた。1時間位で読める。

主人公の性格がそんなに悪いとは思えなかった。年頃ならではのひねくれた感じ、家族への葛藤はあるけど…こういう心理ってまだ読み取れないもんなのかぁ。
主人公が中1になるくらいの年頃なので、歳が近いからこそ理解できない何かがあるのかもしれない。（しかし、何かに付けてサイコパスというのはやめて欲しい）

総じて、いかにも児童文学という感じの懐かしさを感じた。
マンガやドラマになりそうな台詞回し、大人が極端にデリカシーのない感じも、天才的だけどひねくれた主人公も、なんだか微笑ましい。

息子には小説を読むいい機会なので、引き続き読ませてみようと思う。私はもういいかな。