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~日建設備の提案力~ 設備フォーラムから生まれたアイディア

中尾 理沙
日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ

日建設備メンバーによる設備フォーラム

設備フォーラムは、日建設計エンジニアリング部門設備設計グループで20年以上行われてきた社内限定イベントです。
年3~4回行われ、毎回テーマに沿ってプロジェクト紹介やディスカッション、ワークショップを行ってきました。フォーラムにより最新のプロジェクトを共有したり、意見交換を行うことで、設計技術の向上とともに設備設計メンバーの交流の場ともなっています。

ID200クリエイティブの種

2015年設備フォーラムではポスターセッションを開催しました。設備グループ約200人の社員ひとりひとりが1年かけて考えたアイディアを、各々パネルにまとめて掲示して提案しました。ID200と命名されたその成果品は、様々なプロジェクトの知見となり、さらに雑誌として発刊されています。

写真1 設備フォーラム・ポスターセッションの様子

2022年設備フォーラムのワークショップ

今年は日建設計デザイン戦略のキーワードと建物用途を掛け合わせたものをテーマとして、チームで提案書をまとめるワークショップを行いました。
いずれの建物も2030年竣工想定として、あえて意図的に少しひねったキーワードと掛け合わせることで、様々なアイディアを引き出し、思考の幅を広げる狙いで下記のような5つのテーマを掲げました。

ワークショップから生まれた魅力的なアイディアたち

ワークショップでは、対象建物の意義や条件を読み解いた上で、テーマにとなる社会課題の解決やニーズにアプローチしていく、どれも実現可能性のある魅力的な提案が数多く生み出されました。
再エネ100%の海上オフィス、宇宙データセンターなど・・・次号より各テーマにおける評価の高かったプレゼンテーションを発信していきたいと思います!

次号は『日建設計・設備フォーラムから生まれたアイデア vol.1 学校×After COVID-19』。
感染対策による行動制限や、IT環境の急激な浸透により家庭と学校のバランスが大きく変化していることに着目。子供たちが多様な方法で世界を知り広げていける新しい学校の提案を公開します。


中尾 理沙
日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ
建築を彩り人の心を動かすような光環境設計、照明デザインを心掛けています。
 東急プラザ銀座、明治大学グローバルタワー、成城学園中学校高等学校等を担当。電算新本社ビルで照明デザイン賞最優秀賞、東急プラザ銀座で日本照明賞を受賞。



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