この世に無駄なことなど何もない
そういわれても、「いやいや、今感じているイライラは全く無駄よ」「お気に入りの服が乾燥機の中でビリビリになってても言えるの？」と、思う方もいると思います。
断言します。
それも、すべて「無駄ではない」です。
無駄とはつまり、「役に立たない」ということですね。
さっきまで感じていたそのイライラも、お気に入りの服が破けた絶望感も、勝負に負けた悔しさも、大学に落ちた挫折も、それらの経験やそこから生まれた感情に、これから役に立たないものは一つもありません。
あなたが今、そこに存在しているのは、生まれてから今までのそういった経験が全て積み重なってきたおかげ。また、その経験をもとに選択してきた過去の自分がいるからです。
もし、今あなたに大事な人がいるなら、その人がいることも、あなたが「この人は大切だ。」と思えていることも、今までのすべての経験のおかげです。
もし、あなたに大好きなオムライスを食べる幸せがあるのならば、そのオムライスに出会ったこと、出会うまでの経験、すべて、必要なことでした。
何一つ欠けてもあなたはオムライスを食べて幸せを感じられていません。
あなたが、「あんないい方されたら嫌だから、私は言わないわ」と反面教師にできるのも、その嫌な言い方をされた、もしくは聞いた経験があるからです。
痛みを理解しているからこそ、人に優しくできます。
「うわ最悪・・・」という経験があるからこそ、普段の「普通」のことがいつもより良いことになります。
不幸だと思っているからこそ、幸せを感じることができます。
常に幸せな人にとっては、それはいつか当たり前になって、幸せが最初よりもかすんでしまいますよね。
そんなときに、足を骨折したら、普段の生活に幸せをぐんと感じることができます。（はい、今の自分です。笑）
骨折したら、びっくりするぐらい視点が変わります。
バリアフリーの大切さの本当の意味を実感しますし、松葉杖の動き一つとっても集中力を使う作業だと理解できます。
また、日々いろいろな人に助けてもらえて、心から感謝できます。
松葉杖の方を見る目線が、一段階深くなりました。
「そのくらいできるやろ。」なんてことを、これからの私は絶対言いません。
どれだけ大変か、経験したからです。
当たり前であることが、全くそうではない。何一つ欠けても「普通」を作ることはできなかったんだと理解できました。
このように、挙げればきりがありませんが、過去にあったどんな経験も、今の自分につながっています。
未来の自分からしたら、今この瞬間が過去になります。
今起こっているどんなことも、未来の自分は必ず、「あの経験があったから今があるんだ。ありがとう私。」と言ってくれるのです。
それは数分後の自分かも。はたまた数年後の自分かも。死ぬ瞬間の走馬灯の中かもしれません。しかし、絶対思っています。また、そのとき必ず幸せな気分になっています。
未来で起こるどんな幸せも、今ここにある現実がなければ存在できません。
今がどんなに苦しい瞬間でも、今ここでそれをせずに死んでしまったら、未来の幸せな自分は存在しないのです。
未来の自分は
「あのときあれをしたから・・・」
「あの経験があったから・・・」と必ず言ってくれます。
だから今、この瞬間起こること全てに無駄なことなど何一つないのです。
そう信じている人は、今この瞬間に、未来の自分の視点で、「今こうなったおかげで最高なことが起きるぞ！やった！」と解釈するようになります。
「この世に無駄なことなど何もない。」ということは、
「この世で起こることは全て良いこと」でもあるのです。
これらを口癖にしてみてください。
お茶がこぼれたら「意味があるんよ」
道でこけたら「いいことあるな」
嫌なことがあったら「無駄なことは何もない」
全く見え方が変わってくるはずです。
今この瞬間に起こることを、全部良いことだと解釈する。
そうすれば、本当にそうなります。
それが「この世に無駄なことは何もない」という考え方で、
「この世で起こることは全て良いこと」という解釈です。
今をどう解釈するかで、現実なんて簡単に変わってしまうんです。
解釈の仕方を、変えてみてはどうでしょう？（＾＾）
みんなで「良い」人生にしませんか？
読んでくださり大感謝！
私が子どものころからなんとなく直感で理解していた「無駄なことは何もない」という考え方。これ実は最強の思考です。
何が起こってもいい気分になるんですから！笑
田坂広志さんも、「この世で起こること全て良きこと」という解釈力が大切だと述べています。
まぁそう信じていれば、本当にそうなる。
信じたことが現実になっているということでもありますね。
だから、自分の人生に都合の良いように信じたらいいんです（＾＾）
みなさんの人生が幸せでありますように♪
ニキチャコでした！まったね～♪