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孤独と死亡率

独身や独居老人と聞いて寂しいや切ないという言葉を思い浮かべるという友達に対して「そんなことないよー」と言い続けてきた私です。

「こんな自由ってそうそう結婚生活では味わえないよ!」ともう一人の未亡人歴10年の友達も。

私はなんと30年となりました。もう共同生活は無理と思えるほどの年月です。

私に「孤独を感じたことはないの?」と聞く人はいません。いつも楽しそうだねえ。」と笑われるくらいお気楽に暮らしています。

なんやかんや文句を言いながらも連れ添いのいる人は主人はATMと言い放ちます。お金の不安は私たちより苦労はなさそうですが、その十分な資金とはどれくらいあれば安心?となると今のこれくらいでいいのでは?と思えますし、一人だからと言う見た目から孤独と判断されるのはそう思う人の心の中に誰かと一緒に居たいという気持ちがあるから他人もそうなんだろうとなるのでしょう。

数人と一緒に飲み会をしていてもその中に馴染めずに寂しさを感じる人もいれば、家族に囲まれて賑やかに暮らしていても老いていく自分の体を実感してどううしようもない焦燥感を味わう人もいるでしょう。

孤独は死亡率を3割も上げると聞きました。
私のようにノー天気でない人は真面目でいろんなことを考え込んでしまうとか。
明日の事、もっと言えば1時間後、いやいや数分後の人生さえもわからない。これからのことを考えすぎると寂しくなっていくのかもしれません。

独り暮らしの老人の方も毎日公園でラジオ体操。三々五々集まって話に花を咲かせておられます。それが目的で体操は二の次。

町の喫茶店には常連さん。モーニングを食べに、またはランチ。そこでも顔なじみが出来ます。すごい人は病院の待合室が社交場。

家に帰れば一人でも毎日話すことで寂しいとは思はないそうです。
死亡率が上がるというのは毎日だれともしゃべらず時間を過ごしてしまうことが原因なのかもしれません。

弧独は自分の気持ちの持ちようで消すことが出来ます。
幾つになっても何かを楽しもうとする気持ち、何これ?と言う好奇心。
そして人と会うこと。

年齢はただの数字。私はもうこんなに年を取っているんだとたまに認識してびっくりすることがありますが普段はすっかり忘れるくらい人と接しています。それが一番の妙薬かも。

ひとりで生まれてまたひとりで土に還る。それを分かっているだけでも今を大切にしようという気持ちが湧いてきます。同じ一度の人生楽しまないとソンソン!

今日もいい日にしましょう!




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