見出し画像

最高!冬の温泉

最近はなかなか旅行にも行けず、3年。
息子は仙台に友達とおっさん旅行に。私がリクエストしたのは ずんだ餅のお土産。

今回は私に紀州の梅干しのレクエストがありました。それぞれが違う場所に旅行に行くようになって久しいですが、たまに毎年過ごした、有馬旅行のことが話題になります。

結婚した当初、大みそかから有馬温泉に行くのが我が家の恒例行事でした。2日には姉夫婦と子供たちもやってきていっそう賑やかなお正月になりました。

ゆっくり温泉につかる。極楽極楽!しかし若かった私はその良さがまだわからず、家事をしないでいいことが嬉しかったぐらいで退屈でした。今ならなんて贅沢をさせてもらったんだろうと思うのですが、義母が結婚して2年目に亡くなった時、義父と主人三人で翌年はハワイとなりました。

私は久しぶりのハワイで思いっきり楽しんだのですが、義父にとっては慣れない食事で今一つお正月を満喫できなかったようです。

翌年から、また3人での有馬温泉。やっと子供を授かって、4人となり、二年後には5人で。家族が増えることはいいことです。子供たちも毎年楽しみにしていました。

ところが10年後、最初に欠けたのは主人でした。その2年後に義父が。入れ代わりに私の両親が大晦日から加わることになりました。

一年の締めくくり、家族みんなで温泉に行くという行事は阪神淡路大震災の年まで、続きました。大きく傾いた正面玄関から入るとロビーにもひび割れがたくさんできていましたが、六甲山を挟んでいたせいか被害は少ない方でした。今から思うとなんでそんな年に行ったのかよくわかりませんでしたが、一年間頑張って今年もここに来てお正月を迎えることが出来たと思いたかったのかもしれません。

今はなかなか娘の家族と一緒に温泉にというお正月は実現していませんが、いつか叶ってほしいと思っています。

今回は白浜。眼下の海は白波を立てて、寒空にトンビが二羽、風にあおられながら、凧のように時折羽が乱れています。

ゆったり湯船につかりながら、あの時の旅館の大きな傷跡を思い出していました。

帰宅すると慌ててニケが迎えに来てしばらくはどこに行くのもついてきました。お留守番ありがとう!

神戸の方が寒い気がしたのは、温泉でゆっくりして心身ともにリフレッシュできたからかもしれません。

たまには温泉!やっぱり極楽極楽。





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?