桜のある風景っていいもんだ
兵庫県公館です。ここにも桜!春がちゃんとやってきています。
この重厚な屋根はいつ見てもうっとりしますが、今日はその風景に可憐な桜!いつまでもたたずんでいたくなります。
正面玄関に行く路の両側には春の花がいっぱいです。
やっと待ちに待った春を実感できました。
静かな公館は明治35年に兵庫県庁舎として建てられました。
フランス ルネッサンス様式は戦災を乗り越えて公館として今も活躍しています。館内には迎賓館部門や兵庫県ゆかりの文化賞受賞者の絵画など神戸の知らないことがまだまだあったことに驚きます。
東側の広場にはこんな愉快な置物も…。バギーを押す若い母親が温かい昼下がりの散歩でしょうか?このひょうきんな犬を指さした赤ん坊ににっこり!。一番大変な子育て期でしょう。こんな穏やかな日差しに包まれたら「もっと優しくしよう!」と私なら反省の心が芽生えたと思います。
後ろはベルサイユ宮殿みたいな重厚な建物。
なんだか心が豊かになったような気がして「今日はいい日!」と
嬉しくなりました。
少し小腹が空いたのでもう少し東に歩くことにしました。
メニューでそそられるうどん屋さんに以前美味しいと聞いて行きました。期待を裏切らないお味でしたので、今日もとそちらに向かったのですが、なんとなく今日は違うような。お腹の好き具合と、美味しいのは経験済みとう安心感もあり!なんですがもう2ブロック先の「順徳」と言う広東料理のお店が脳裏をかすめます。なんと大げさな…。
トアウエストの路地にあるこのお店は地元の人が口をそろえて「美味しいよ!」と言います。小さなころからラーメン系はワンタンメンと決めていますがここのは本当におすすめです。こってり系を好む方はいかない方がいいです。とうとううどん屋さんを通り越して、足の痛みも我慢してたどり着きました。
店内はほぼ満席。愛想のないことで有名なおじさんは背が高くて細いくてこわい!覚悟して入ったらニコニコ顔で「いらっしゃい。お二階どうぞ」ですって。おじさんが丸くなったのかこのご時世でお客さんが来るありがたさが分かったのかと言えば失礼ですが、本当にいぜんは愛想なしだったんです。
ワンタンスープと焼きめしのセットはありますがワンタンメンとのセットはないのでお得感は捨てて毎回ワンタンメン単品を注文します。私も懲りずに「セットにはなりませんよね?」毎回聞きますが、相変わらず願いはかないません。レンゲてスープをすくうと「これこれ!」久しぶりに会えたと友達みたいに思える温かい味です。
今日は2つも良いことがありました。家で待つニケに早く会いたくなりました。帰り道ここでも桜は春風に揺れています。スズメが蜜を吸ったのか早くも下に降っているのもありますがそれもまた…。単調な一日でしたがこれもまた楽し!です。