プレッシャーはともだち
出来るかできないか?ではなくて、するかしないか!何においてもこの言葉は通用しそうです。自信がないのは失敗して恥ずかしい思いをするのは嫌だとか、他人にどうみられるかという世間体ばかり気にすることからきているようです。
プレッシャーがかかるのは耐えられないという人もたくさんいます。精神的な圧力をプレッシャーと言いますが、かけられているというよりも、自分で思い込んでいることの方が多いように思います。
実力以上の期待をかけられたり、仕事なら売り上げやノルマを毎月かせられる場合。その重圧で自分がつぶれそうになると言います。
期待されるということは嬉しくないというのです。もったいないことです!
もちろん仕事でのノルマは営業職の宿命。ずーっと成績が伴わなければ去るしかないと決めつけて落ち込みます。
責任感の強い人ほど責務を全うしようと精神的に追い詰められるようです。
先に失敗することを想像して、義務感に押しつぶされそうになる。そして精神的、肉体的に壊れていくと言ったことをよく聞きます。
いくら「気にしない方がいいよ」と言ってもそんな時は耳に入りません。何ヶ月も続くと自分はダメな人間だと追いつめてしまう。
その真面目な姿は素晴らしいことですが心や体が壊れてしまっては何のための仕事なのか分からなくなります。仕事のために働いているのではないと思うのですが…。
成果が上がらない、その成績ばかり問題にしますが、その前に今までの仕事の方法が正しかったのかをもう一度確かめた方がいいようです。「私は一生懸命しています!」とみんな言います。しかし以前はこの方法でうまくいったとしても今は通用しなくなっているのかもしれません。
まずは成功をイメージすることが大切だそうです。そして商品を売るのではなく、自分を売りなさいとは大体の指南書に書かれています。
成績を上げなければと力むと余計に変な力が入って無理な営業をしがちです。いくら良い商品であってもそれを販売する人のことが気に入らなければお客さんの心を動かすことはできません。
どうしてもできないとなるとほかの選択肢も考えることができますが、糸口を見つけないまま辞めたのではほかに移ってもまた同じ結果となり長ーいトンネルは終わりません。
もうこれ以上無理だという明確な答えがあるのであればもう一度、半年、一年と期限を決めてやってみてから辞めるのも一つの方法です。
仕事以外でもプレッシャーはつきまといます。ストーカーとまではいかなくても覆いかぶさってくる網のようなもの。あがけばあがくほど絡まって苦しくなります。
この言葉を一番耳にするのはスポーツの場。
期待されると同時に、プレッシャーもやってきます。
笑い話ですが、オリンピックの記事を新聞で見ていたおばあさんが「いつもプレッシャーという外人に日本人は負けるね。この名前は外国で山田みたいに多いのか?」と聞いたそうです。
なかなか難しいことですが、期待と一緒にやってくるプレッシャーもウエルカム。思いっきりやったなら負けたってどうってことないと思えばいいのですが…。どちらであってもやり切った感が残れば素晴らしいこと!
でも最近はあまり聞かなくなったような…。今どきのアスリートは楽しむという言葉をキーワードに生き生きとしています。楽しむことが出来るということは苦しさを超えるようです。
日の丸を背負っているという重圧より代表に選ばれたことを誇りに思えるといったところでしょうか。今までの努力が報われて夢が叶ったらみんな不思議と感謝の言葉が口を突いて出てきます。一流の人ほど謙虚、真面目です。
自分を期待どうりにしようとしても、実力が届いていないからうまくいかないのかもしれません。達成するにはまずは自分のスキル、実力を上げるしかないとも思います。努力と準備、必ず一流のアスリートは口にします。
何度もその壁に挑戦することで実力も伴ってくるし、いつかはその期待がバネになり、プレッシャーは反対に背中を押してくれるでしょう。
諦めないことも素晴らしいと自分で楽しむこと。もちろんやめることを決断したならそれもまた自分に拍手。どちらも出来ないなら一度立ち止まって見直してもいいかもしれません。宇宙から見たら微々たる時間です。
今日もいい日にしましょう!
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