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仲人の仕事  こんな親子が増えた気が…。一つ目

最近、紹介された婚活希望者の親とご本人。
共通点があるようで…。

まずは決まって親御さんだけとの面談。その時に当人は仕事が忙しいという理由でお会いすることはありません。

「今日聞いたことを子供に話して相談します。」と判を押したように同じ答えが返ってきます。ゆっくりとは言いませんが「よく話して決めてください。次回はご本人にお会い出来たら嬉しいです。」と付け加えました。

その通りになったのは女性のかた1人。
出張や何やらでお会いできたのは1か月後。ホテルのロビーで午後2時待ち合わせ。その日は大雨で足元は悪く、私でも出かけるのを躊躇したくなるくらいでしたが、お断りの連絡がないので決行!ということなのだと早めに家を出ました。

10分前に到着すると、先日お会いした母親がソファに座って手を振って知らせてくれました。一通りの挨拶を済ませて、さて「お嬢様は?」
「そこら辺にいると思います。」定刻になっても現れません。

30分ほどしてメインエントランスから登場!あれ?館内じゃなかった。ゆっくり悪びれた風もなく満面の笑顔です。
ご挨拶は50歳の女性らしくきちんと丁寧で…。

しばらくして母親退場となりました。
こちらのシステムや約束事の話を進めると、一番彼女が驚かれたことはお見合いに30分以上連絡なしに遅刻するとペナルティーとなるという文言。
至極当たり前の事、ペナルティーを科せられるのが嫌なら時刻通りに来れば問題ないことですが、ここに引っかかるとは…。

今までお相手がいなかったことが無くて…。とご自分のことを高く評価されますが、(お見合いにおいてはまずは謙虚になることですよねえ?)

条件を出すのは相手も同じ。まして悲しいかなお見合いほど年齢の壁を崩す難しさ。いくら少々若く見えてもプロフィールの数字は同じです。

まずは自分の考えを改めることから始まるのですが、微塵もその気はなさそうです。「母親とは結婚後も一緒に暮らしたいが相手の親御さんとの同居はあり得ない!」

「相手も同じ言葉を返してきたらどうしますか?」と言う問いかけには可愛らしく首を傾けたままでした。

「後日母親と相談してお返事します。」と小1時間の面接は終了しました。
「1週間のうちにどちらでもいいのでお返事お願いします。」から1か月以上何の返答もありません。

何かが足らない、そこを改善することから婚活は始まりそうです。
紹介者のおばさまには「どうもこちらから申し込むのは嫌らしい。条件のいい人だけを紹介してほしい。等々、どうも乗り気でないようだ。」と母親がもらしていたそうです。

理由はどうであれお返事!よい人と巡り合えたらいいな!とは思いますが、まずはお約束!と。

そんな迷える母子を救いたいのか救えないのか自分の無力さを感じた1件でした。

今日もいい日にしましょう!



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