シニアの仕事
ある会社の従業員のほとんどがパート。
時間を有効に使えてそんなに重要な仕事は任されないと思って面接を受けたところその段階でなんとなく応募内容と違うとなって辞退する場合もありますが、その時給に魅せられてなんとなくモヤモヤしながらも契約を交わす人は多くいます。
それを縁あって入ったのだからまずはやってみようと思うか、ずーと不平不満を言いながら仕事をするかは大きな違いがあります。まずは半年、一年、三年。
「こんなはずではなかった。」「ノルマはないと言われていたのにやっぱりあるなんて騙された!」「嫌な人がいて毎日ストレスが溜まる。」「上司が嫌で話したくない!」と憤慨している人もいます。
ならばなぜその場を去らないかと問うと、他にこんな時給のところはないから、時間が短くて自由だから、服装が自由、ネイルも髪の色も…。
以前のように厳しく規制したら人は集まらず、甘い募集が多くなりました。
どのように仕事をとらえるかは時代やその人の考え方で違ってきます。
只々時給稼ぎの人もいて、それを見たほかの人が文句を言う。
怠けていてもわからないような仕事、あの人も、この人も怠けているとなると、自分も同じようにしないと損のように思えてくると言います。
よく「ちょっと聞いてほしい。」と相談を受けますが大体人の悪口や上司への不満。
それは自分中心、働いてあげているという傲慢さ、そして無知からくるものまであります。
「こんな程度の低い仕事はしたくない!」と言う人もいて、こんな従業員を持つ会社もなかなか前途多難で気の毒な気がします。
もちろん飲み会で上司の不満や、同僚、先輩の悪口はどの職場でもありますがそれも程度問題。そんなに嫌ならさっぱりと辞めたらいいのにと思いますが、悲しいかな、年齢も60歳を超えて他ではなかなか雇ってくれない、とか生活のためにまだまだ働かないと生きていけないなどの深刻な問題を抱えているようです。
本人もつらいのでしょう。
よーく自分を見つめ直して考えると果たしてほかの仕事につける能力はあるのか?いくら若い時はバリバリ働いていたとしても悲しいかな…です。
昭和育ちの私は何事においても「感謝しなさい!」と教えられました。「その場の環境に自分を合わせなさい。我慢しなさい。」
その渦から離れて考えてみれば、その中で楽しくなるような環境は自分で作るしかないことが分かります。それが出来れば苦労はないと言われそうですが…
嫌な人に合わせるのは誰しも楽しいことではありませんが、同じ場所にやって来た一期一会。出会う必要があったのでしょう。
無理をする必要はありませんが、そこにとどまりたいなら工夫が必要です。
時給のためだけとなると苦しくなります。いろんな人と会えて、知識も増える、その上お給料も頂けると思えたらちょっと変わってきます。
人は変えられませんが自分もなかなか。
ならばお互いを認め合うしか仕方ありません。ひょっとしたらその人の良いところが見つけられるかもしれません。お互い様の精神ですね。
今日もいい日にしましょう!
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