仲人の仕事。親子の温度差
すっかり蝉は静かになり台風接近のニュース。
纏わりつく暑さも幾分遠のいた気がします。
とはいえ昼間はその中間の何ともはっきりしない
暑さと少しの風が入り混じっています。やっぱりまだまだ居座る夏。
今年はいつもと違う暑さ。
こんなにってことはなかったとみんなが口をそろえて言います。
それは年齢のせいなのかもしれませんが、こんなにクーラーを終日かけることは今までありませんでしたから…。
先日50歳の娘がいるが何とか結婚させたいという女性を紹介していただきました。
数日後に連絡があり、お会いすることになりました。
果たして母親にうまく私の結婚相談所の趣旨やルールを分かっていただけるか何とも不安な電話でのやり取りとなりました。
80歳代の母親が思うお見合い。彼女が話すそれとはずいぶん違っているのでその都度?マークの沈黙と「そうなんですか…」と言う少しの落胆も感じられます。「お嬢様は結婚の意思はおありなんですか?」と言う問いには「本人がどうであろうとしてもらわないと。」と言うお返事です。
私が「失礼ですが40歳代後半から50歳代の婚活希望者が一番多くてなかなかの激戦区!です。期限を決めてちょっと集中することが必要かもしれません。」と言うと娘さんの優秀さを話されます。
「娘は別に急がなくても…。そんな相談所に入ればお金もかかるし時間の無駄ではないか?今東京に出張中で本人に会えるのは日曜日だけ。」と答えられました。その前に母親が話を聞いて娘に伝えるということですが、
パソコンもスマホも触ったことが無いそうで…。
昭和のお見合いを思っている親御さんにしたらzoomで御見合いなんて何て不真面目。実際に会わないとわからないでしょう!となります。
また「この年ですからどんな方でもいいとはなりません。本人もそれなりの収入があるので、そこは娘より高額な方。」などもう条件は譲れないことがたくさんありそうです。
私の話も途中で口をはさんできて一向に前に進みません。
心配が高じてたくさんのことを一気に話そうとされている様子があります。
「事情はともかく、まずはお嬢様次第です。」ということで電話でのお話はおしまい。
こんなケース最近増えています。
気持ちだけが先走っている親御さんと立派に見えてもおとな子供の熱量の差。
母親や仲人が条件にあった人を探してきてその気になればお見合いするけれど自分では忙しくてそんなところではない。
「親が気が済むなら婚活はしてもいいが、私は無駄だと半分思っている。」とはっきり言う人もいて誰の婚活かわからない親子の多いこと。「大丈夫。必ず結婚できます!」とは安請け合いが出来ない仲人は仕事をしっかりやっていないということになるのか、無責任な相談所となるのかはわかりませんが、私にも譲れない条件があります。まずは本人の意思!というところです。
今日もいい日にしましょう!