仲人の仕事 地元愛
仲人の間で課題と言えば、男性は女性が自分の地元に来ると勝手に考えている人が多く、女性は結婚しても実家近くで住みたいという人が大勢いてお見合いが組みにくいということがあります。
この仕事をするまでそれは想定外でした。
北海道の人ともZOOMでお見合いできるこの頃、普通では出会えない人、遠距離の人とも会ってみる。こんなラッキーなことって「今はいいなあ」ぐらいに思っていました。
結婚はしないと宣言している30代の女性でも、「○子さんだって他に類のない籠の中で育ったのに好きな人が出来たら渡米する!これって普通でしょ!」
結婚しない理由はほかにあるようです。
それが巷のお嬢さんは、地元愛?実家愛!が強くて収入の次に近くの人というのが重要なんです。
関西の人なら、名古屋までがリミット、そこから探すのはますます狭き門になります。四国は海外扱いです。
運よく地元に住める人と結婚をしても転勤で遠くになったら単身赴任してもらう気なのでしょうか?
私なら海外赴任となれば万歳!嬉しい!ですが…。人生いろんなことを経験することは素晴らしいことです。私の場合は義母の海外赴任の反対にあって敢え無くボツになりました。「親の死に目に会えないところに行ってもらっては困る」
そんな時代でした。今は世界も狭くなりました。国内なら会おうと思えば簡単!
それなのに「このままでいい、このままがいい。」という若い婚活者が増えました。
チャレンジはしたくない。
でも今の環境は永遠に続くものではありません。
人生何があるかわからない。だから楽しいと思えるには何が必要なのか、これが仲人にとっての課題です。
それって結婚を考える前に親離れをできていないことに気が付くべきで
親も子離れをしたくないという思いが強い場合があります。
子どもが生まれたら実家近くの方が見てもらいやすいとは、はなから親に頼るつもりありありです。
ひとりで何人も子供を育てている人もいる中 何とも○○っぽい考え方。
しかしそれを諭したところで何の解決にもなりません。
私も子供を育てましたから親の気持ちもわからないことではないのですが…。
そんな都合のいい男性を見つけるにはひょっとしたら砂漠でダイヤモンド?海で海賊船?
果てしない時間が必要でその間にやはり一年ずつ年を重ねます。
「こりゃ難題!」と思っていたら何人かの申し込みがありました。
その条件を何時言うかで道は分かれます。
それを忘れるくらい彼女の心を掴む人であってほしいと祈るばかりです。
今日もいい日にしましょう!