母親とおんなのあいだ
「女は使うな女は捨てるな」は私の座右の銘です。
いろんな女性と仕事をして一番に感じたのはこの言葉でした。
今もこの人は女性という武器を使っているなとか、まだそれに頼ろうとしているとか。もうそろそろ無理ですよとか。
女性も男性並みに仕事ができると高らかに唱えて久しいですが、ちょっとうまくいかなかったりするとおんなだからと甘える女性に政治家のだれかさんが言った「恥を知りなさい!」となるのか。
甘えられて鼻の下を伸ばす男性もいるのですから私がとやかく言うことはないのですが…。お互い得意な部門をおぎないあっていれば、仕事の効率も上がるかもしれません。
ところが母親という立場でのおんなのあり方。
最近は子供が犠牲になる事件が多く、いつも腹立たしく思っています。
母親がおんなになってしまって、新しい恋人ができて子供より相手に夢中になってしまったという場合です。
子供が邪魔になった、もっと二人で遊びたい。などはなんともかんとも悲しくなります。
子供を留守番させて、二人で外出した間に事件が…などなど。
母親と女の天秤がどうも偏ってしまったようですが、反対になりふり構わず子育てに没頭している姿は、若い夫を幻滅させる姿のようです。
上下に動かぬ天秤ではなくて、ある時は母親、またある時は女性とうまくバランスが取れれば理想的ですね。
最近はお洒落で小ぎれいにしているママも増えました。お昼時など旧居留地や北野のカフェやレストランは、バギーがたくさん並んでいます。
子供も小ぎれいで、カフェ慣れしている?たまにはいいのですが、やっぱり青空の下で思いっきり遊ばせてほしいです。友達とかけっこしたりシロツメ草を摘んだり、小さな虫を探してほしい。こんなことを思うのは私だけでしょうか。
ママたちは運ばれたお料理をインスタに上げるのに忙しそうです。モデルの子供は一日に何回もピースサイン。
半歩ゆずっても、いただけないのはバギーを押しながらのスマホいじり⁈です。何度となく母親を見上げて何か言いたそうなのに、それに気が付かない。
公園で遊ばせるのは良いのですが、自分はスマホと遊んでいる。
子供がジャングルジムのてっぺんで、手を振りながら呼んでいても、すべり台を滑っても…。
もちろんそんな母親ばかりではありません。公園で、子供と一緒に楽しそうに遊んでいる母子を見るのは微笑ましいものです。いい時間を過ごしているんだなあ!と。
子育ては大変なことが多いですが、一緒にいる時はあっという間です。そんな貴重な時間をスマホに費やさないで、向き合ってほしいものです。
女性磨きも大切、子育ても。そのバランスをとるのは本当に難しいと思います。
心に余裕があれば子供にも優しくなれるし、おしゃれもしたくなります。
家庭円満は、そんな母親がいつも笑っていること。母親であって、もちろんおんなでもある。そこに理性や品性が現れるようです。
今日もいい日にしましょう!