仲人の仕事 基本的なこと
会話のキャッチボールとよく言いますが、
ポンポンとテンポよく会話も弾んで、丁寧な言葉使いで挨拶もまともにできる優等生は多いのですが、若い人でもメイルやラインの返事が何日も経ってからや既読のまま音沙汰なしと頭をかしげることがあります。
今の時代遠くにいても連絡手段はたくさんあって何事も短期間で済ますことが出来ます。便利なことはいいことですが使う側のマナーはやはり相手を気遣うことから考えるときちっと返答することが基本です。
その時は気持ちが落ち込んでいた、体調が悪かったといろいろ事情はあるかもしれませんが、婚活に関しては基本中の基本です。
その人に仲人がいて相手にも仲人がいる。間を取り持つ仲人がいろいろ連絡し合って初めのお見合いが成立します。
ところが、自分の会員に連絡しても何の返事がない、電話にも出ないのは一番困るケースです。
婚活に限らずその人がお見合い相手と交際してこんな気持ちに波があるとこれから先の結婚は大丈夫なのかとか、仲人はこんな人を紹介して良いのかと心配になります。
往々にしてその背後に母親がいます。後処理を全部してしまう。「忙しくて返事がまだできてないみたいです。すみません。」本人もまかせっきり!親離れ子離れができていない男女の多いこと。ブルータスお前もか…。
そんなガードの硬い親から結婚という高いハードルを越えるのは大変なことです。
巣立ちは悲しくてつらいですが新しい出発にはつきものです。
「甘く育ててしまったかもしれない」と気付く母親はたくさんいますが、そこから次の行動がなかなかできません。いくつになっても可愛い子供。心境は分かりますが世間は立派なおとなと見ます。恥をかくのは本人です。
母親も昔と違って娘と同じことを楽しめる時代になりました。だから姉妹のような母子です。
しかし時は残酷で母親も必ず年を取ります。同じような行動はとれなくなります。悲しいかな体が…。もちろん娘も息子も同じように年を重ねます。
いずれか別れが来ます。いつまでも守ってあげられません。反対に大なり小なり親が世話を受ける立場になります。
子供の将来を考えるのなら結婚という枠にとらわれる必要はありませんが、自立したおとなにするのは少しは親の責任だと思います。
こんな時代だから、自立するというワードは大切です。一緒にいるから親離れできていないということではなくて、精神的にということがなかなか分かってもらえません。離れていてもすぐに困ったことがあれば親に頼る。
親は親で何とかしてやるのが親の責任とばかりに全面協力します。だから何かあった時に乗り切る知恵が育っていません。
親も子も何かが必要な時代なのかもしれません。それを見つけるお手伝いも私の仕事かもしれません。
今日もいい日にしましょう!
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