歳を重ねるとは熟成すること
年々物覚えが悪くなったり、体のどこかにガタが来てそれがひどいと医療のお世話になることも増えてきました。
「年を重ねることは楽しい!」と言っても多くの人は「そうかなあ?
腰が痛い、足がもつれる。血圧が上がる。」とマイナスの事ばかりがあふれ出る人の多いこと。
老後の生活を不安に思う人はたくさんいます。十分な備えってお金だけのことでしょうか?
いくらお金があっても不安は消えるものではなさそうです。
毎日ご飯を食べて息をしている。それが底辺の確保することなら、ちょっといろんなことが出来ている自分に気が付きます。嬉しくなります。
そして楽しくなります。
今日は美味しい大福を買って熱いほうじ茶でお三時に食べよう。
ナンテ小さな幸せ。
病気になる、ケガをするというのはこれからの何年間のうちいくつか経験するかもしれません。きっとするでしょう。
若い時のような新しい発見があるかと言うと、さて…。
熟成とはまさしく成熟すことです。一時お肉でも成熟と言う言葉が流行りました。一番おいしい時期を言うそうです。
アミノ酸が増えてうま味がさらに増えることで美味しいとなります。
そのお肉と比べるのはいささか妙ですが、同じように考えると私たちもまさに成熟期。
私たちのうま味となるもとは経験値の多さ。苦労をした分、いい味が出る。
いろんな凸凹な道を歩いてきた分酸いも甘いもとなれば鬼に金棒です。
ドキドキすることはこの年代あまりしたくはありませんがワクワクはまだまだありそうです。ウキウキも。
左手のギブスが取れて指がカチカチ。でも毎日動かしているとほらここまで曲がるようになった。まだまだこれから…。
今までは三つの公園が一つになりおとなしく家路についていたニケも今日はどうしてももう一つ行きたいらしく、いつになく踏ん張って思いを遂げました。私が少し良くなってきたのを犬の勘?で分かっているようです。
想像以上に快方に向かっているのは初めての骨折であってもいろんな経験から切り抜けるすべが備わっているからだと思います。それと度胸!
気付いたことも新たにありました。この調子でいくと気持ちよく桜の花を見ることが出来そうです。
今日もいい日にしましょう!