人に教える難しさ
お疲れ様という言葉。12月もあと半分。なんとなく、新しい年を迎える気持ちに向かっています。職場でもそろそろ得意先のあいさつ回りが始まっているようです。
ここ数年どちらかというといい年だったような…。
そんなたいしたことではないのですが、以前のような音をたてて崩れるような衝撃的なこともなく、なんだか小さくまとまってしまったと言えるかもしれません。中くらいの良いことが一年に四、五回。これで十分いい年であったと思えるようになりました。
何かに、誰かに追い込まれる、それは時間だったり仕事だったりと外からの圧力。そこから解放されたことが一番です。
ちょっとした飲み会で知人から後輩に教えることのむずかしさを聞きました。
いちいち口を出す先輩がいるとやる気をなくすのは分かっているつもりなのに、自分がその意欲をなくす張本人になっているのかもしれないと思うことがあると最近感じているようです。「ない!」と断言できる人は果たしているでしょうか?受け取る側の性格も違うので何とも言えませんが…。
たまに言い方までセリフにして教えている人がいますが、「それくらい言えますけど!」と心で叫んでいる後輩がいるとか。聞きたいのは言葉使いや説明文ではなく、肝心な核となる仕事の中身。
子どもに教えるようにこうこう言ったらいいよと若い人に伝え方をアドバイスしている先輩は何か教えているという自己満足でいますが、実際は若者もそんなことを聞きたくて尋ねているのではないという場面があり、どうもピント外れだと感じるそうです。
急にやめた新人社員。原因が分からないという上司がいますが、案外そんなところに気持ち悪い不満がたまっていたのかもしれません。人に仕事を教えることはなかなか難しいことです。「なんでわからないの?」と言ってしまえばおしまい。でも先程のように手取り足取りの操り人形にしてしまっても仕事を覚えることが出来ません。やる気をなくします。お母さんみたいな世話はほどほどにということです。
特に頭ごなしは嫌われます。良い先輩と思われようとして注意しないのも育ちません。その塩梅は新入社員一人ひとりさじ加減が違います。
自分が新米だったころのことをすっかり忘れてお局になってしまっている自分をはたと気がつく年の暮れになったそうです。
彼女は職場で母親になった気がしたと言っています。
また課題が増えて難しいと言いながらも楽しそうです。
今日もいい日にしましょう!