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今夜はピザを食べよう。

クリスマスだからではありません。夕食の支度をするのが億劫で
たまにはということです。

それもタイミングよくポストにピザのチラシ。
テレビのコマーシャルでだいぶ心は傾いていたものの、日頃はほとんど宅配を頼むことが無い我が家。

特に夕食は変な呪縛があり、昭和人間の私は小心者です。
幼いころはすべて母の手作り。そのころはピザなんてなかった時代です。
せいぜい近くのうどん屋さんでお昼に祖母がきつねうどんを頼むか,大切なお客さんの急な訪問でお寿司の出前を取るぐらいでした。

結婚すると義母が体が弱いこともありよくお寿司の出前を頼んでいました。少しでも義母を家事から解放してあげようという義父のやさしさです。

となると父は優しくなかったのかしら?
家事に関しては母親は文句を言いませんでした。その溜まった不満は年を重ねて痴呆になると一気に吹き出しましたが…。

私も最近は台所に立つのがというより料理を作るのが面倒になってきました。
料理は結構好きで、子供が小さな時ならきっとピザ生地から作っていたでしょう。

喜ぶ顔が見たいから食事を作る。これって結構大切なことだと思います。
疲れて帰ってくる家族のために献立を考えて、家族もそれを楽しみに帰ってくる。平凡なことですが家族団らんで食べる食事は何よりのごちそうでした。

最近は子供たちが宅配の方を喜ぶと話す若い母親が増えました。何でもスマホで注文できるのですから、便利な世の中です。

それはそれで母親が体も心も余裕が出来て子供たちと一緒にいる時間が増えるならいいことです。最近の母親は何かと忙しいですから。一人台所でにいるよりもこどもたちも嬉しいでしょう。

しかしたまには作ってあげてほしいです。結構子供たちの思い出の中におふくろの味は残っています。

先日娘が、ポテトサラダを作ったそうです。「お母さんに教えてもらった通りにしたらうまくできたよ!」とLINEで送ってきました。
「教えたっけ?」一緒にという覚えがありません。

そんなこと思っているとインターフォンがなりました。一番にニケが数回吠えて玄関に走ります。

来ました!ずっしりと重いピザにコーラ、サイドメニューのポテト。今日は思いっきり手抜きで楽しもう!そうそうビールも追加して。
「たまにはいいね!」久しぶりに食事する息子もなんだか嬉しそうです。
何も頑なに考えなくてもみんなが喜ぶ食事なら幸せなんだ!と今更ながら思いました。
少々カロリーが気にならないと言えばうそになりますが、そんな日もたまにはね!と自分を甘やかして、いただきま~す!

今朝は少し暖かい朝になりました。
いい日になる予感がします!


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