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柴犬三頭 ニケと歩けば
最近、よく会うのは黒柴のごんちゃんと甲斐犬とのMIX柴のゴマ君です。
ゴマ君は未だ6か月 西区の山で野犬が産んだ6匹のうちの1匹だそうです。
この辺り、野良犬はとんと見なくなりましたが、まだ西区には相当数いるらしくて、このゴマ君みたいに家族として迎えられたのは珍しいそうです。
まだまだ子犬。ニケに飛び掛かったり「あそぼ!」と尻尾を振ってお尻を上げます。あまりにひつこいのでシニアの域に達したおばちゃん犬のニケは ひとうなりします。
するとぴょんとうしろに飛んでまたちょっかいを出します。
何とも可愛い子犬です。もう一頭のごんちゃんとはあまり相性が良くないのか会ってももう一つ気乗りのしない様子で、お互い存在を認めるも遊ぼうとはしません。
それでも最近、毎朝と言っていいほど、この三頭は公園に来る時間帯がほぼ一緒で一時 同じ時間を過ごします。
柴どうしですから小型犬のようにじゃれたり走り回ったりすることはめったにありません。お互い好きなように公園で過ごします。
仲がいいのか悪いのかよくわかりませんが、道路の向こう側で見つけると尻尾を振って「ここ、ここ!」と首を伸ばして知らせます。
ゴマ君に会うと「ほんとに家族にしてもらって良かったね!」と私まで嬉しくなります。ご主人はやんちゃなゴマ君に手を焼きながら、日に二回 散歩に出かけて本当に可愛がっているのがよくわかります。
しばらく見ない時があって久しぶりの再会になりました。なんと三頭がお互いの匂いを嗅ぎあっています。「どうしてたん?」と言いたげにはな と はなで確認。
飼い主さんにお話を聞くとこどもの作ったおもちゃの車、それを咬んで遊んでいた拍子に釘を飲み込んだらしく、レントゲンにはくっきりその姿が映っていたそうです。様子をみて良くない症状が出れば開腹手術。飼い主は気が気でなかったそうです。ところがごはんを吐き出したと同時にその小さくはない釘も一緒に出て…。こどもさんも驚いたのと安心とうれしさて泣き出したとか。ゴマ君は自分のことを話しているのを分かっているのか耳を傾けてますが、すぐにいつものゴマ君。ニケにちょっかいをかけ始めました。今日はニケとゴンちゃんが嬉しそうにゴマ君を追っかけて遊んでいます。
家族にとってかけがえのない存在ですが迎えるということは命を預かるということ。それなりの覚悟も必要です。
また動物の虐待やひどい多頭飼いの被害を受けている動物が少しでもなくなってほしいと思うのはみんな同じです。
そんな深刻なことにはあまり関心なさそうにニケは次の公園に向かいます。
「また明日ね!」と犬に言って飼い主には目礼です。飼い主のお名前もどこに住んでおられるのかも知らない関係ですがそれがまたいい!犬を介しての会話も犬に関係のあることだけ。
今日も平和な一日が始まりました。良い日にしましょう!