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着いたところが目的地
あの山に登ろう!と決めて一生懸命登っていても、道に迷ったり、急に天候が悪くなって雨宿り、途中で獣に遭遇してやみくもに逃げると「あれここはどこ?」これは夢の中。
すっかり頂上に向かうことを忘れてここでいいやと思たりして…。でも来た道に戻ることはできません。
息が上がっていたのにしばらくして木々の隙間から心地よい風がふくとホッとしてそこに腰掛ける。
その足元には小さな黄色い花。なんて可憐な…。と感心してしばらく眺めていると、どこからか聞いたことのない鳥の声。
葉っぱが揺れるほうに耳を澄ませてその鳥の居場所を見つけようとする。
次々に目移りする景色や興味をそそる出来事に頂上への気持ちはどこへやら…。
実際の旅行でもあちこちへの寄り道は楽しさを倍増します。美味しそうな甘味処があったり、素敵なカフェがあったり、その土地の人しか知らないであろう蕎麦屋さんを見つけたり…。
「美味しいそばを食べることが目的だったっけ?」と勘違いするくらいいお店を見つけた時のやった感は格別です。
私の旅は脱線の連続です。だからホテルに帰るとぐったり!一晩寝たら回復。またワクワクとして…。
人生も同じ。目的に向かって努力することは素晴らしいし夢に向かうことも同じ。
でもその途中には先程と同じようなことが何度もやってきます。
そこから逃げるとますます、本来の目的地は遠ざかります。
そこで落胆するか楽しむかは分かれ道。
人生は一度しかない自分劇場。自己満足劇場という人もいます。
その人次第の道は何本もあります。どの道から登っていくかも自由。人の数だけコースがあります。寄り道したり立ち止まって一息する方がまた頑張れます。心が豊かになるような気もします。
基本はいつでもどんなことが起こっても楽しもうと思う気持ちだと思います。
ミスチルの 動きだした僕の夢 高い山を越えて 星になれたらいいな
虹になれたらいいな。
こころざし途中で終わったとしてもそこが私の着地点。次に進めたらそれもまたラッキーなこと。
今日もいい日にしましょう!