失敗は、遅いより早い方がいい
『20歳の時に知っておきたかったこと』
原題: "What I Wish I Knew When I Was 20"
この本が伝えたいことは、起業家として成功するための考え方だ。起業家精神や、自己啓発の類に入る。このことを知らずに読んでしまった。私が期待したのは20歳の時点で起業するしない関わらず汎用的に使える考え方だ。
しかし、得るものもあったのでnoteにしておこうと思う。
10個くらいあるのだが、ざっくりいえば、「早く何度も失敗繰り返して行動すること」が主な主張。
しかし、そのようなことを主張する本は山ほどある。どの本も、早く失敗して行動しろと散々私たちを鼓舞する。しかし、やはり失敗は怖いし、行動しなくてもなんとなく生きていけるため、人と違う行動をする人は少ないと思う。
1番刺さった言葉
ただこの本には「行動しなければ」と思わされるのではなく、「行動したくなる」ような言葉があった。それは以下の通りだ。
父はよくこう言っていました。「あれこれ言っても結果が変わることは滅多にない。たが、結論が出るのが早くなる」と。決して「イエス」を待って、ぐずぐずしていてはいけません。遅いよりは早い方がいい。(p104から抜粋)
確かにそう言われれば、失敗が怖いというよりも、成功する時期が早まるから、ワクワクすると感じる。目の前の失敗にぐずぐずしているより、成功した時のことに焦点を当てることができる。
それは、小さい子がたくさん転びながら自転車の運転を習得するみたいだと思う。一つ一つの失敗には見向きもせず、早く乗れるようになりたいと思い続けて練習する。一つ一つの失敗に怖がっているのは、こう考えるとすごく滑稽なことのようにも感じる。
確かに自転車の運転と違って人生の挑戦は失敗した時のリスクが大きい。しかし、リスクヘッジをした上で何度も何度も失敗すればかすり傷で済むはずだ。
自分がぐずぐずし始めた時にはこの言葉を思い出したいと思う。