『チャイルド・プア』 子どもの貧困
どんな人におすすめ?
子どもの貧困について知りたい人
無料の学習支援について知りたい人
なぜ今読んだのか?
大学のレポートの課題テーマとして、子どもの貧困を選んだから。また、新書ではなくドキメンタリーなので、読みやすいと感じたから。レポートを書くときに新書や論文を読む気にならない時は読みやすい本を最初に読むと自然と興味が湧くのでこのやり方は密かにおすすめしたい。
内容はどうだった?
NPOさいたまユースサポートネットという団体の取材内容をもとに書かれていた。この団体では、生活保護を受給している子どものための無料学習支援室や、若者の居場所作りを運営しているそうだ。
この本によると、学習支援室を使用する子どもにはさまざまな家庭事情があるという。親が離婚した、ひとり親、親が自殺、親が何かしらの依存症、親が障害、親が鬱などの精神疾患、親からの虐待やネグレクト、不登校、低学歴、ホームレス経験、など。
このNPOでは大学生がボランティアで子どもに勉強を教えているらしい。お金よりも普通なら経験できないことを経験したい学生や、教育従事者になりたい人はこのような子どもにどう接すればいいかを知るいい機会になるかもしれないと感じた。
まとめ
『チャイルド・プア』は2014年出版の本で、超最近の本というわけではない。しかしこういう子どもも日本に存在し得るということがわかる。子どもの貧困について知りたいけど、難しい本は読みたくないという人はこれを読むと興味が湧くかもしれない。