多摩川に魅せられて(同棲奮闘記前編)|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#24
ずっと先のことだと思っていた未来が現実になる時、何となくもったいない気がします。
多分、心の準備ができているようでできていないからでしょう。
終わってからもっと上手く迎えられたのではないかと思ったりしますが、多分、何度やっても同じ気がします。
だから、今この時を最高に楽しむのです。
どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんちんじゃ、ないです。
2021年1月、ご主人とミフィちゃんは、今年中に同棲を始めることを決めました。
互いの自宅を行き来する生活の不便さや、生計を一緒にすることで得られる享受、そして未来のことを考えた結果です。
お金や互いのスケジュールを考慮して設定した引っ越し予定時期は、夏。
随分と先のようでしたが、その引っ越しは、この投稿の翌日を予定しています。
ということで、今回と次回は、二人の同棲までの道のりをお話しします。
さて、時は戻って1月。
まだ時間があった二人は、休日のお出かけ行事も兼ねて、街選びをします。
東京都内、あまり行ったことのない街で気になるところをピックアップします。三軒茶屋、笹塚、代々木上原、清澄白河、中野坂上、蔵前、住んでみたい憧れタウンはたくさんあります。
名前を言うだけでワクワクしながら、一つ一つ回ってお気に入りを探すことにしました。
まず、清澄白河です。
半蔵門線と大江戸線の二線が走ります。
少し歩けば、門前仲町駅や森下駅もあり、最高に便利な駅です。
お店も多く生活も便利ですが、東京都現代美術館や深川江戸資料館があり文化的。
中でも、江東区森下文化センターは超魅力的でした。
漫画黎明期の人気作品「のらくろ」の作者、田河水泡が、江東区で育ったことからのらくろ館という展示があります。
ここでは、のらくろの原画やグッズなどの展示だけでなく、漫画文化の保存として、有名作品のコミックスが大量に所蔵されています。
軽い漫画喫茶レベルかと思いきや、中々書店で見かけることがなくなった作品も並んでいます。
全て無料で読むことができるので、漫画好きの二人は、休日毎日来たいねと話すほど魅力的なスペースでした。
すっかり魅了された二人、ああもう清澄白川でいいじゃんなんて話しながら帰宅。
とりあえず幾つか物件見ちゃおうか、という気持ちでスーモで検索をしました。
すると、驚愕。
決して住めないわけではありませんが、結構するんです、お家賃が。
これが、現実。
安い家がないわけではないですが、これじゃあね、という感じ。
これも、現実。
続いて、中野坂上にも行きましたが、こちらも高額。
住んでみたい憧れタウンのハードルの高さに打ちひしがれました。
方向転換が必要になりました。
早々に街探しが停滞し始たそんな時に、二人は「花束みたいな恋をした」の映画を見ました。(詳細は前回(#23)をご覧あれ!)
スクリーンの中で同棲する二人の姿を見て、改めて同棲熱が上がった二人は、聖地巡礼も兼ねて舞台となった調布駅と多摩川に行ってみることにしました。
調布駅前は、いくつもの商業施設が並びます。
映画館も最近できたようで買い物には困らなそうです。
多摩川までも少し歩けば到着します。
河川敷は、公園のようでたくさんの人が体を動かしていました。
調布は、生活と自然が伴ったいい街でした。
そういえば、前の家は荒川沿いだったし、結構川好きだなとご主人は思いました。
さらに、浅野いにおの「ソラニン」やつげ義春の「無能の人」などで多摩川が描かれていたことを思い出し、多摩川に対する興奮が高まっていきました。
こうして、ご主人による多摩川縛りが始まりました。
小田急線の和泉多摩川駅、田園都市線の二子玉川駅、東横線の多摩川駅と、多摩川沿いの駅を全て見始めました。
ミフィちゃんからしたら、意味不明でしょうが、何だかんだ楽しみました。
結果、値段や街並みを考慮すると最も合理的だったのが、やはり、調布駅でした。
ミフィちゃんは、職場までの道のりが遠いので少し不満げです。
しかし、6月後半、引っ越しが近づいてきたため、二人は、とりあえず調布駅に絞って家を探し始めることにしました。
中々渋かった街選び、続く物件選びもまた一筋縄ではいかないのです。
次回、物件選び編!あー、大変だったなぁ。。
そういえば、私、ナインチェ、twitterを始ました!
色々考えておりますので、フォローのほど、どーもよろしく!