イタリア語の音感って、コロコロしててリズミカル!_絵本『夜のおたんじょう会へ』新装版コラムvol.08
〜作者きたによしこの備忘録〜
⑦のつづきです。
〈イタリア語訳のこと①〉
イタリア語訳のエピソードは長いので2つに分けてます。
『夜のおたんじょう会へ』新装版の最後のページにはイタリア語訳が入っています。
2018年春、ニジノ絵本屋のいしいあやさんはイタリアのミラノにて、絵本イベントを開催しました。
オーガナイザーは、ミラノ在住のアーティストご夫婦。
工藤あゆみさん、工藤ふみたかさん。
工藤あゆみさんは『はかれないものをはかる』(青幻舎)、『キスの練習をしていますまた会える日のために』(青幻舎)の著者です。
旦那さんは彫刻家で、おふたりともあったかい笑顔のご夫婦です。
あゆみさんの作品と一緒に『夜のおたんじょう会へ』を読み聞かせしてくださり、当時ミラノで料理教室をされていたkeiko's kitchenのケイコさんに、絵本に出てくるショートケーキを焼いていただきました!
ちなみにイタリアのお菓子は、タルトはあるけど、日本のショートケーキのようなケーキはないそうで、イタリアの方には珍しかったみたいです。
この時にイタリア語に訳してくださったのが、ヒロコさん。
動画はいしいあやさんとヒロコさんのリハーサルの様子。
イタリア語の音感って、コロコロしててリズミカルで楽しくなってしまいます。
ふたりが最後にふふふって笑うのがとってもかわいいです。
スバラシイ。(の、最後の声は工藤ふみたかさん)
ヒロコさんの娘さんも夜のおたんじょう会へが大好きだそうで英語の授業でレビューを書いてくれました。
いつだったか、「ひゅ〜ひょろひょろ てん つく てん」って、踊ってる動画も、いしいあやさんから見せてもらいました。
あたんちゃんはしあわせものだなぁ…。
②につづく
▼きたによしこの絵本はコチラから
きたによしこ
絵本作家・イラストレーター
愛媛県在住。印刷会社でグラフィックデザインに従事し、その後イラストレーターに。2014年に絵本『夜のおたんじょう会へ』を出版。2022年5月英語・イタリア語併記で、ニジノ絵本屋より新装版を出版。『ぼくのグローブでとれるかな?とれるかな!?』(出版:GLOBAL PORTERS)では作画を担当。ブックデザイナーとして、『そしておめでとう』(詩:瀬戸口清文・絵:えがしらみちこ)『あさごはんのたね』(原案:AGRI BATON PROJECT・作・絵:小林由季)『種をあつめる少年』(作:さわのめぐみ・絵:中村まふね)を手がけている。
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