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「先生大好き!」と叫びながら追いかけてくる子

毎日、子どもたちと鬼ごっこをしています。ジャージをもっていかなければなりません。しかし、昨日は忘れてしまいました。ワイシャツが汗や土埃できたなくなりましたが、こんな汚れが付くことですらうれしい。こんなことまで歓迎しているのは、現場にいる喜びなのだと思います。
「腕にぶら下がりたい」
と子どもたちが言うので、スーパーマンのポーズをします。すると、両腕に子どもたちがぶら下がってきます。子どもたちは3年生です。1年生の時からやっていましたが、ずいぶん重たくなりました。毎日が子どもたちにとって成長なのです。
 鬼ごっこが始まりました。今日は「代わりオニ」ですから、トラブルなく遊べそうです。ああよかった、と胸をなでおろしている暇もなく、容赦なく子どもたちは追いかけてきます。私は体も大きいので目立ちますから、子どもたちは追いかけやすいようですね。その中で、オニになると必ず私だけ追いかけてくる男の子がいます。とにかくエネルギッシュな子です。そうしたら、
「先生、大好き!!」
と叫び始めました。そして、
「先生、大好きー-」
と言いながら追いかけてきます。ああ、こういうのも教師の幸せだと感じ、しばしよい気持ちを味わいました。ただただ、教師になってよかった、と思えた瞬間でした。

                      三浦健太朗

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