80点でいいんだよ。
しょっぱなから後ろ向きなタイトルですが、以前職場の上司に言われた一言です。
その頃、様々なことがうまくいかず精神的に追い詰められていた時期でした。承認欲求高めな自分は、「すごいね」と人から評価されることで、仕事にやる気を見出していたし、やるからには徹底的にやるタイプな自分でした。
ですが、うまくいかないことを100パーセントの力で向き合い、うまくいかなければ120パーセントの力で!と力技で押し切っていたところもあったように感じます。当然、無理があり、120パーセントでうまくいかなかったら、200パーセント!なんてことを連発していたら、心も体もぼろぼろ。ましてや、自分の力ではどうにもできないことなんて星の数ほどあります。300パーセント出してもできないものはできない!
そんな全力投球な自分に
「80点でいいんだよ。」
と言ってくれた上司。
窮地を救ってくれた言葉と言っても過言ではありません。
たしかに、相手を選ぶ言葉だと思いますが、その時の自分にはしっくりきました。
「たまに失敗してもいいよね」
「ミスがあっても大丈夫」
「どうにもならないものは受け流してもいいんじゃないの」
子どもたちには「手を抜いていいんだ」と受け取られてしまうので、ある程度の人生経験がなければ誤解を招きますが、
「諦める」の語源は「明らむ」とあり
「つまびらかにする、明らかにする」
⇒仕方がないと思い切る
とも解釈できます。
目の前のことがどうにもならないから、仕方がないと思い切って、諦める。
そうすることで、本当に力を注がなければならない部分に目を向けることができるかもしれません。
この記事を読んでくださっている方々は、おそらく100パーセント全力投球な方が多いと思います。
もしうまくいかないことがあっても、80点で自分に〇をあげてもいいかもしれませんね。
心のゆとりは、前向きな自分、クリエイティブな自分にさせてくれます。
今日も、80点の安全運転。
100点だと余裕がなくていらいらしちゃう。
80点でもいいっって思えるからこそ、笑顔でいられますね。
三浦真司@しんちゃん