小説執筆の簡単なコツ〜書き慣れてきた人編
崖っぷち作家のニジマルカです。
前回は初めて書く人のためのコツでしたが、今回は書き慣れてきた人向けのコツです。
前回の記事はこちら。↓
書き慣れてきた人向けのコツ
長編を5作くらいは書いて、執筆に慣れてきた人向けのコツです。
以下くらいを気にするといいと思います。
1.初稿は抑え気味に書く
2.作業を記録する
3.休み休み書く
それぞれ見ていきましょう。
1.初稿は抑え気味に書く
「初稿で完成させる」などと考えているようなら、意識を変える必要があります。
初稿はすごく詳しいプロットみたいなものです。
初稿ができてからが本当の執筆作業だと考えるくらいでちょうどいいです。
ですので、初稿でがんばりすぎてはいけません。
抑え気味に書きましょう。
話の骨子を押さえるくらいにして、描写などはざっくりめにしておきます。
文字数も完成原稿の7〜8割に抑えておくといいですね。
たとえば13万字くらいの長編を考えているなら、初稿は10万文字程度にしておくとちょうどいいと思います。
初稿を直していく過程で、描写を詳しくしたり、要素を追加したりしていくことになります。
ですから、最初から書きすぎると、規定枚数をオーバーすることがあるのですね。
書いてしまった文章を削るより、追加していく方が、物理的にも精神的にも楽です。
ですので、最初は力を抑えて、ざっくり書くことを意識するといいでしょう。
2.作業を記録する
これは初めて書く人向けのコツでも書きましたが、中級者〜上級者の方は、もっと詳しく作業記録をつけるといいと思います。
記録をつけるだけでやる気が持続するそうですし、作業を可視化することで、執筆作業の全体を把握することができます。
記録は表計算アプリでつけるとグラフにできるので便利です。
これは私のある初稿の記録です。↓
書けてなくて恥ずかしいのですが、このようにグラフにすると、作業を一望できるのがわかると思います。
このときは1ヶ月ちょっと掛かったようです。
だいたい10万文字で終わらせていますね。
また推敲や改稿も記録するといいでしょう。↓
私は文庫の見開きページで進めているので、修正作業の場合は文字数ではなく、進んだページ数で記録しています。
記録することが負担になると本末転倒なので、無理のない範囲で記録していくといいでしょう。
3.休み休み書く
執筆スタイルはさまざまなので、合う合わないはあると思いますが、長時間書く場合は、強制的に休みながら書くのがいいと考えています。
タイマーを掛けて、定期的に休むようにしましょう。
いわゆるポモドーロ・テクニックです。
ポモドーロ・テクニックは簡単に言うと、作業時間と休憩時間を決めて、タイマーで管理しながら繰り返す方法です。
標準的な時間は、作業25分+休憩5分だそうです。
時間をどう設定するかは、何度か試してみて、自分に合った時間を決めるといいでしょう。
自分の場合は執筆25分はちょっと短いので、
執筆:50分
休憩:10分
にしています。
休憩中は体操やストレッチ、深呼吸などをルーチンにしてやっています。
休憩中に何をするかも、いろいろ試してみるといいです。
自分もいろいろ試行錯誤して、今のルーチンになっています。
また、おやつを食べることがあると思いますが、血糖値が急激に上がるものは避けた方がいいでしょう。
途中でだるくなります。
おやつはナッツが無難ですが、炭水化物を食べたい場合は、タンパク質などを一緒に摂ると消化を遅くできるようです。
おやつ問題はなかなか難しいので、これも試行錯誤が必要ですね。
とにかく、体調を一定に保ち、無理をせず、コツコツ長く書き続ける工夫をしていくことが重要だと思います。
今回のまとめ
「小説執筆の簡単なコツ〜書き慣れてきた人編」でした。
1.初稿は抑え気味に書き、修正しながら完成させる
2.作業を記録すると全体を把握できる
3.長時間書くなら強制的に休憩を取る
私は作業時間もこれを使って記録しています。↓
この手のアプリはたくさんあるので何を使ってもいいのですが、一度試してみると、自分がいつ作業しているのか、どのくらい作業しているのかを把握することができます。
それではまたくまー。