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3月19日/手があることを知っているだけでは足りない

"子どもに次のように言うのは、とても良いことです。

「自分のことを一度よくながめてごらん。

君たちは手を二つ持っているね、左の手と右の手を。

この二つ手は働くためにあるのだよ。

この両方の手で君たちはいろんなことをやることができるよ」

-----つまり人間の身体に備わっているものを
意識にのぼらせるように努めるのです。

手があるということを知っているだけでは
十分ではありません。

手があるということを十分に意識させるのです。

もちろん皆さんは次のようにおっしゃることでしょう。

子供は自分が両手を待っているということを
すでに十分意識しているはずだ、と。

------しかし子どもが働くために両手を持っているのを
意識していることと、
この考えが子どもの魂を通って行ったことがない
ということとの間には、
大きな違いがあるのです。"

           <<教育芸術1 / 方法論と教授法>>


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