6月11日/子どもの社会性を育てるには架け橋が必要
"病的な状態になると、
人との接触の仕方がまったく極端になってしまって、
うまくいかないことが多いものです。
たとえば、人との接触を熱望しすぎて、
目についた人を誰でも彼でも抱擁せずにはいられない、
というこどもがいます。
この子たちは溢れ出るほどの共感を抱いていて、
自分が接触する対象物を
区別することができないのです。
その一方で、程度の差こそあれ、
人に近づき接触することが
全くできないこどもや大人もいます。
この人たちは、別に排他的なのではなくて、
この人たちと社会的環境とを結びつける
かけ橋が欠けているだけなのです。
完全に自分の世界に
閉じこもってしまっている人もいれば、
とりあえず言葉は何とか交わせても、
人にうちとけようとしない人もいます。
他のこどもたちにうまく近づくことができなくて、
そのために、生活のあらゆる場面で、
一緒に遊んだり、共通の経験をすることを
あきらめてしまうこどもたちもいます。"
<<子どもが生まれる順番の秘密>>カール・ケーニッヒ
【不登校からの復帰は3ステップ】
子どもたちの教育やサポート、すべての人が「自分らしく輝ける」社会の未来を描けるよう、活動していく資金とさせていただきます。