5月15日/動物のほうが人間より環境に順応しているのは共感が強いから
"人智学講演の中でよく取り上げることですが、
眼の在り方が動物と人間とでは非常に違うのです。
動物の眼の方が人間の目よりも多くの血液を必要としています。
これは非常に特徴的なことです。
ある種の動物の場合には、「剣状突起」とか
「房室」とかという組織が見られますが、
これらは血液の働きのために存在しているのです。
これらからもわかるように、
動物は人間以上に血液を目の中に送り込んでいるのですが、
他の感覚器官についても同じことが言えます。
言いかえますと、
動物の感覚は人間よりも遥かに
環境に対する本能的な共感を発達させているのです。
人間は動物よりも環境に対する反感を持っていますが、
日常はこの反感を意識していません。
ただ環境の観察が嘔吐感を伴うほどの
印象にまで強まった時にのみ、
それは意識されます。
感覚的知覚は、
その印象が強まっていきますと、
嘔吐感に至るのです。"
<<教育の基礎としての一般人間学>>
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