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5月1日/理論は人生を豊かにするためにあることが大切

"人間は、自然科学の見解にしたがって、
自分の体を唯物論的に理解する傾向があります。

精神科学は精神的な法則を補います。

理論的にはそうは考えていないとしても、
実際問題として、多かれ少なかれ無意識のうちに、
人々は人体をたんなる肉体と考えています

人体を構成する素材を研究し、
人間を大きなレトルトのように見なしています。

それは理論ではなく、思考の習慣なのです。

大事なのは、なにを考えるかではなく、
その考えがどのような作用を及ぼすかです。

人生を豊かにし、前進させる思考かどうかが問題なのです。

このことに関しても、精神科学はドグマとは関係しません。

精神的な理論も、
人生を豊かにするものであることが大切なのです。

もし、生命力や精神というものを信じるといいながら、
食物に関しては人間を大きなレトルトのように見なすなら、
その見方は人生を豊かにするものではありません。

精神科学は栄養問題、健康問題について、
具体的な個々のことがらに光を投げかけることができるのです。"

                <<健康と食事>>


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