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VTuber界隈における”にじ格制作プロジェクト”の立ち位置

お疲れ様です.にじさんじ格闘ゲーム開発プロジェクトの総監督をしている柊 弥生です.2024年にもなり早1ヶ月が過ぎてしまいました.いかがお過ごしでしょうか?私は新年早々に動画編集がしたすぎて久しぶりにDavinciResolveを触りました.操作感がところどころ変わってたので驚きましたね.この話はまたの機会に….

さて今回は,”にじさんじ格闘ゲーム制作プロジェクト”のVTuber界隈における立ち位置について話します.この話はVTuber界隈のセンシティブな内容について触れることになるので注意してください.

にじさんじ格闘ゲーム制作プロジェクトとは?


このプロジェクトは、にじさんじ妄想トーナメント戦に感化された”柊 弥生”がにじさんじのライバーが登場する格闘ゲームをファンとともに制作するプロジェクトです。

本編

切り抜き

本制作シナリオ説明資料(招待リンクは別)

募集説明動画

VTuberという不思議なコンテンツ

皆さんはVTuberを一言で表すならどのように表現しますか?
私なら ”声優の進化系” と表現します.
どのような表現をしても構わないとは思いますが,共通して”何かから派生したもの”であると思います.
VTuberの多くはLive2Dのモデルまたは3Dモデルを動かします.

VTuberは誰でもなれる権利を有しています.モデルを自分で制作できれば安く始めることも可能です.VTuberというジャンルはYouTubeへの動画投稿のハードルを下げたと言えます.

これによりVTuberには多種多様な性格が存在しています.それ故に良いことばかりではありません.特に本制作に関係のある内容として引退についてです.

引退することもまたVTuberである.

引退はいつの時代も悲しいものです.頑張ってきた学校の部活動やスポーツなどはいつしか引退しなければならない時期が来ます.これはVTuberにとっても例外ではありません.←嘘だ!
VTuberの引退とはそのVTuberのモデルを使わなくなり,その企業・個人から抜け出すということです.業界用語では卒業するといいます.

美化されやすいVTuber

この概念は,アイドルと同じです.しかし,いくらアイドル売りしていてもネットの中でしか存在できず,視聴者もリアルで会うことはできません.VTuberには誰でもなれます.そのため,VTuberとして活動する人(以降は中の人とする)は一切自分の素性を明かさずに活動することができます.昭和のアイドルなら”う◯こしない”とか言われていました.今のVTuberファンの中にはこのようにきれいな存在としてライバーを見てしまいます.そのような中でVTuberはアイドルよりも美化されてしまうことが多いのです.

炎上の種になりやすい

本節では過激な内容を扱いますので閲覧したくない方は次節まで読み飛ばしてください.
VTuberは他の活動者と比較しても炎上しやすい存在です.前述したようにVTuberは誰でもなれます.素性を一切明かすこと無く活動ができるというメリットは時にはデメリットにもなり得ます.ここでは,過去の事例を踏まえながら炎上しやすい原因について深堀りしていきます.

ゲーム部騒動
VTuberを知っている人はご存知かもしれません.本騒動は,Brave group(旧Unlimited)が運営するVTuberグループの1つであるゲーム部で起きました.
本件は,主に2つの騒動が連鎖的に起こっています.
1つ目として,運営によるライバーへのパワハラです.

平成31年(2019年)4月初頭、中の人(演者)と思われる人物のツイッターで、他スタッフへの不満と、今までいじめやパワハラなどを受けていたことや、キャラクターボイスとしての仕事を辞退することなどを示唆するツイートが投稿された。

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本件は,現代のインターネットの拡散されやすい環境だからこそ広まった問題だと考えています.この騒動はライバーにより内部告発と思われるツイートが掲載されたことにより発覚した.運営元は,当初この騒動をもみ消そうとしていました.それがわかる騒動が立て続けに起こってしまいます.
2つ目は,中の人の突然の交代です.
この騒動は,VTuber業界の掟になっていた中の人を交代してしまうという最大のやらかしをしてしまいます.VTuberは側と中で1対1で対応付けられます.これは,アニメ声優のようにキャラと声優の対比と同じです.ファンは中の人の声とキャラデザの可愛さ・かっこよさに惹かれています.

運営への不信感が再び高まる中、6月27日に投稿された【アニメ】ゲーム廃人が夏を満喫しようとした結果【リア充】で桜樹みりあの演者を、7月7日に投稿された【アニメ】好きな人より背が低い男ってどう思います?【恋愛相談】で道明寺晴翔の演者を、なんの告知もなく入れ替えてしまった。

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このようにファンが望まぬ形でなんの前触れもなく中の人交代というそのキャラを◯すようなことを行ってしまったのです.控えめに言って終わってますね.この2つの騒動よりゲーム部の登録者は1日で27,657人というYouTube界でも類を見ないほど減少してしまいました.(むしろこの程度で収まっているだけマシなのかもしれない…..)

VTuber業界における”にじさんじ格闘ゲーム制作プロジェクト”の立ち位置

ここでは,章で述べたVTuberについて本プロジェクトがどのような立ち位置に属しているのか,どのようにVTuberと接していくのかについて述べる.

”卒業”と”にじ格制作プロジェクト”

前述したようにVTuberには必ず引退します.本制作では,にじさんじライバーのゲームを以上はこの問題は避けて通れません.本制作を始めるに当たり最も懸念していた事項の1つでもありました.
にじさんじのライバー数は全体で2024/02/28現在223人います.ライバー数は多ければ多様なジャンルのライバーが存在し,ファンも幅広く獲得することができます.しかし,人数が多いということはそれだけ卒業する人が多いということにもなります.にじさんじライバーは大体5~7月と11月から12月の時期に卒業発表される方が多いです.これは,この時期に事務所との契約更新を行う時期だからと言われています.

さあこのときから何人が卒業していったのでしょうか?

卒業後のライバーについては,触れないようにすることがファンの中での常識となっています.過去を掘り返してもいいこと無いですからね.ファンにとっては卒業は非常に辛いことですが,ライバーの人生を考えれば受け入れるしかありません.
ここまでライバーファンとしての考えを述べたわけですが,制作としては卒業ライバーをどのように扱うかということが問題になります.特にゲームに登場予定のライバーとしてすでに決まっており,そのライバーの引退が決定した際の扱いは非常に重要です.この話をするためには,次節で述べるVTuberの歴史の一端になる活動について抑える必要があります.


VTuberの歴史の一端になる活動

VTuberのファンとして二次創作活動させていただく中で本制作が非常に大きな企画であると考えています.特にゲーム制作は,時間や知識など多くのリソースを要します.にじさんじはホロライブと異なり,二次創作ガイドラインは存在するものの,問題が起こるまでは基本触れないという方針を取っています.ホロライブであれば質問すればそのコンテンツがガイドライン違反になっていないか確認してくれます.しかし,にじさんじは連絡しても企業相手でなければ基本応答なしです.そうすることにより暗黙の了解をしていることになります.問題起こさなければ基本言われることはありません.というのがにじさんじの創作活動に対する方針です.
このような状況でにじさんじの二次創作コンテンツにおいて,制作コストが絵や切り抜きよりも高いゲームをリリースする方は少なくないです.そのため,本制作のようにある程度の時間と人材リソースを割いて制作をしている創作活動は大規模プロジェクトと言えます.
私は,本ゲームをリリースすることでVTuber(にじさんじ)の歴史に名を残すと考えています.そのぐらいの規模で開発しています.

【結論】卒業ライバーの扱いについて

本制作では前述の通りVTuberの歴史に名を残せるようなゲームを制作しています.そのため卒業されているかどうかにかかわらずにじさんじの全ライバーをVTuber界の歴史の一端として捉えています.つまり,にじさんじが始まってからの全ライバーを同じように扱うということです.これは,ライバーの意向に沿わない形になることもあります.しかし,今のにじさんじがあるのは卒業されたライバーがいたから成り立っていると考えています.
そのため本制作では,卒業ライバーと現役ライバーを同じように扱います.
ファンの方はぜひどんなライバーが登場するのか考えてみてください.

今後のにじ格制作プロジェクトの予定

本制作を初めてそろそろ1年になります.2024/02/28現在では,システム開発を行っています.今後は素材制作も開始し,より一層ゲーム感が強くなります.随時進捗報告を記事にて行います.乞うご期待ください.

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