17歳の誕生日を迎えて
#子育ての目的は子どもの自立
こんにちは!
葉山おしゃれセラピスト井川ともみです🌈
葉山はここ数日急に氣温が下がって雨がぱらつき、一氣に秋めいてきました。
また暑くなるとは思うけれど急激な氣候変動、氣温の変化は自律神経に負担をかけるので、こういう時は無理をせずしっかり温まって免疫力を落とさないように氣を付けていきたいです。
さて先日8/31に長男が17歳の誕生日を迎えました!
実際、自分の子供が17歳になるなんて!なんか本当に信じられないんですよね。それが一番の感想というか(笑)
あんなに小さくて私の手をずっとつないでいた子が、もう高校二年生、自分の人生を自分で完全に舵取りするようになるまであと一歩というところまで来ているとは・・
自分が同じ17歳だったころのことを振り返ると本当に何も考えていなかった!!(笑)
私は中学受験をして中高一貫の私立女子高へ
入学しました。
中高時代は部活のバスケットとお友達と遊ぶことに明け暮れる日々を過ごしていました。
私は特に中学受験をしたかったわけでも女子高に行きたかったわけでもなく、ただ母に勧められるままに塾に通い始め、なんとなく流れに乗っていつの間にか受験をして、受かった中学に通い始めたという感じでした。
そこに私の意志はなったのか?
受験する中学校を選ぶときに私が基準にしたのは「制服がかわいいかどうか」と「あまり遠くないところ」
中学受験をしたこともその高校に6年間通ったことも後悔しているわけではないし、お友達と氣楽に遊ぶ日々は楽しかったけれど、
どこか母に行かされた、受験させられた、(私は受験したかったわけではないのに・・)という想いが私の胸の奥に残ることになりました。
母はすべて「私のためによかれ」と思ってやってきたり、決めてきたということはわかるのですが
あ、母は18年前に亡くなっていてになるのでその辺の話を生前二人でじっくり話したことがなかったのは残念なのです‥
でも私の進路、私の人生、
「私」に選択権があったはず。
それを私は選ばせてもらえなかった、
ともちゃんらどうしたいの?
と聞いてもらえませんでした。
だから私は自分で決められない人になりました。
大学も母の中ではいくのが当たり前で、私立の中高で学んで当然大学も行くよね、という雰囲気の中、
私は何をしに大学に行きたいのかわからない、何のために大学に行くのかわからない、勉強がしたいのか?(別にしたくない(笑))
さらに大学に行った先は自分が何がしたいのか、どんな仕事、会社で働きたいのか?
考えても全く分からなかったし、何を基準にして考えればいいのかもわかりませんでした。
自分で考えて自分で決めてこなかったからいきなりどういう人生を歩みたいのか?と聞かれても私の頭の中は???だらけ。
そうして何となくまた周りに合わせて予備校に通い始めた私。
勉強することは別に嫌いじゃなかったけれど好きでもなかった(笑)
英語が好きだったのと、世界史も世界中の文化を知るのが面白くて好きだったけれど、
それ以外は興味なくて古文とか漢文とか本当に必要なのか、と思いながらいつも学校で授業を受けていました。
いよいよ高校3年生になって、受験勉強が本格的に始まるという時、大学行ったほうがいいのかわからないということを母に話したことがあって
その時のことを覚えているのだけど、
母は自分が自立した女性、自立した人生を送ってきたとは思っていなくて、専業主婦時代が長く、私と妹の私立高校の学費のためにパートには出ていたけれど自分で成し遂げたいこと、好きなことを仕事にしてきたわけではなかったので
父が働いたお金だけで生きていることにたぶん後ろめたさのようなものを母自身が感じていて、私たち子供に対して
女性の自立
男性と同じように大学に行って社会に出るとこ
にとてもこだわっていたように思います。
結局私は大学に行きました。
でもその大学も当時の彼氏が通っていたというだけで選んだ大学で(笑)本当に今考えても自分でもどうしようもないと思うのですが、
それでも母は反対しなかったのでどこでもいいから大学に行って普通の就職をしてほしかったのだろうな~と思います。
長男が高校受験が終わって高校に入学した最初の担任の先生との電話面談で(コロナにより入学してから高校へ行ったのは一度だけです)
大学について調べること、行きたい学部のめどをつけてください!と言われびっくりしました。
入学式はあったもの自粛期間があり、通学し始めてまだ二カ月しかたっていなかったので
高校入ったばかりでもう大学受験の話なの??って思ったのです。
でも高校を受験するときに長男にずっと言っていたことがあって
高校受験は一つの目標であって目的ではない
どうせ勉強するのなら目先の事のため(この場合は県立高校に受かること)だけに勉強するのではなく、勉強しながらどうやって生きていきたいか、
自分が何をして生きていきたいのか考えたらいいよって。
だからもう大学受験??!と思う私とは裏腹に、長男は高校に入るために勉強しながらも
自分が得意なこと楽しいなと思う学びを見つけていたようで
なんとなく行くとしたらこういう学部かな、とわりと早く言い出して
自分でいろんな大学を調べたりしていました。
私は自分の経験があったので、別に勉強したいことがなかったら大学に行く必要がないこと、大学を出なくてもいくらでも生きていく道があること、などなどゆるーくご飯を食べながらとか話していましたが
でも長男は大学に行きたいと(笑)
あまりに私と違って本当にびっくりなんですけど、でも高校受験の時もそうだったし
今まで私が子育てをする上で大切にしてきたことのひとつとして
私が子供の道を決めるのではなく、選択させていたからこそ、自分で選べるようになったのだな、と思うのです。
私たちは毎日沢山の選択をしています。
その一つ一つの選択が、選択したことの積み重ねが今の自分を作っているのですが、
日本の教育はどちらかというと小さいときから選択できる自由があまりないような仕組みになっていると感じます。
幼稚園へ行って小学校へ行って中学校へ行って受験をして高校へ行って
また受験して大学へ行って、そして就職して
いわゆるサラリーマンになる、ための教育のような印象も受けます。
多様性・個性を大切にするといいながらも、学校に行くのが当たり前、それ以外の選択肢は用意されていません。
学校へ行けない子は「不登校児」と呼ばれる。
教室で45分椅子に座っていられない子は「発達障害児」と呼ばれる。
選択があるように見せかけてほとんど選択肢がないのが今の日本の教育の現状だと思うんですよね。
子どもが小さな時から小さなことを選択させてみる。
★今日は靴下どれを履く?
★今日の朝ご飯はパンにするご飯にする?
★ご飯食べる前にお風呂に入る?食べてから入る?
★今日はママと寝る?パパと寝る?
一見小さなどうでもよいと思えるようなことも自分で選択させてみる。
その積み重ねが自分で考えて自分で決める訓練になり、さらに子供の自己肯定感を育みます。
選ばせてもらえた、選択権を与えられた、っていうことが子供にとってとても大事なんですよね。
そしてそれをいちいちさせるには親の忍耐力も必要です。
勝手に決めっちゃったほうが早いし楽ですから(笑)
でも勝手に決めちゃうと自分で決められなくなってしまうのです。私みたいに。
子育ての目的は子供が「自立」すること
自然の原理で行けば親のほうが先に亡くなります。子供はいずれ自分で何でも決めて自分の人生を歩んでいかなくてはならない。
いつまでも「次どうしたらいい?」と親に聞くことはできないのです。
だから子育ては自立して生きていくための練習。
親はそのサポートなのです。
あるときはさりげなーくこっちを選んでほしいなーっていうほうに導くこともあるかもしれない(笑)
でも最終的にこっち!と子供が自分で決めるということにとても大きな意味があるのです。
だから「大学だけが卒業後の道じゃないよ」と私がさりげなく誘導しても(笑)
「大学へ行きたい、この学部に行ってこういうことを学んでみたい」と長男に言われたら
それはじゃーやってみたら!と学費の心配をしながらも認めてあげるわけです(笑)
本当に細かいことなんだけど細かいことを大切にすることが子育てで大事なことだといつも思います。
そしてママはいつもあなたの見方だよ、と温かく見守ること。
実際それしかできないわけですからね~
勉強して大学受験するのは私じゃないし(笑)
17歳になり、自分が17歳の時よりもよっぽど視野が広くちゃんと先のことを考えている長男を頼もしく思うのでした。
自分で決めてチャレンジするけれど、もしかしたら躓きや挫折もあるかもしれない。
でもすべては人生の学び。
失敗なんてないと私は思っているので、その都度考えて修正、方向転換していけばいいんですよね!
またひとつ
子どもたちから大切なことを学びました🌈
長くなりましたが最後までお読みくださりありがとうございます。
私が子育てで大切にしていること、子育てが楽になる秘訣も
9月7日開講の「ワンオペママのためのナチュラルセルフケア講座」にてお伝えしたいと思います♪
いよいよ来週開講!どうぞお楽しみに!