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通じる英語を広めたい!

加藤 麻子

新しい年を迎えると元旦には新年の抱負を立てるのだが、今年は思いがけず昨年スタートすることになった「日本の英語を考える会」の活動を具体化していく年になりそうだ。

2020年は世界中の人たちにとって試練の年だった。私が経営する会社も売り上げが半減し、3月後半には全ての業務をオンライン化するために大変なエネルギーを使った。企業に勤める家族や友人たちは自宅勤務となり、技術的にも精神的にも不慣れなオンラインに振り回される毎日だった。

そのような中で、良い出来事もあった。これまで疑問にも思わず忙しく過ごしてきた中、将来いつかはやりたい、と思っていたことが急にできる環境になったことだ。私の場合は、四半世紀ぶり(!)にピアノを習い始めた。最初は楽譜が読めない自分に愕然とし、指も思うように動かなかったが、8ヵ月経った今、少しずつ感が戻ってきた。クラッシックは敷居が高いので、ポップスやジャズをやさしい楽譜で練習している。

そして、もう一つは「日本の英語を考える会」を立ち上げ、活動を始めたこと。これは、長年一人でもやもやとしていた「日本の公の場における英語」について、共感し話し合える友人たちを得た喜びで、近年で一番嬉しかった出来事だ。

コロナ禍は、13年前英語学校を開校した時に想い描いたビジョンを再び考えるきっかけになった。「日本人が自分の考えを英語で直接世界に発信し、日本人は英語が得意!と世界に思ってもらい、耳を傾けてもらえるよう手助けする」企業のスローガンやコマーシャルのキャッチコピー、上場企業のホームページ、公の場で目にする行政の英語、街中に溢れる笑えない英語をみて、ため息をついていた当時を思い出した。

受験のためにこんなに熱心に英語を学んでいるのに、社会に出ると残念なデタラメ英語が溢れている日本。先進国なのに英語が話せない日本。世界にはどの様に思われているのだろう?そんなことを考えていた。

そういうわけで、2021年、コロナとの戦いはまだ続きそうだが、会の活動は具体的に進展していきそうな勢いだ。今年はもう一つ、前からやりたくて道具だけ揃えているデッサンを、時間を見つけて練習したいと思っている。

新しい年が、世界に健康と幸せと平和をもたらし、日常的にはこれまでできなかったことが実現できる年になることを願う。


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                      (2021年1月1日)

#note書き初め #通じる英語を広めたい #日本の英語を考える会 #新年の抱負

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