見出し画像

日本遺産グルメマガジン 尾道ラーメン~背あぶらのコクと魚介の香り~

日本人はラーメンが大好き‼

全国各地にご当地ラーメンはたくさんありますが、今回ご紹介するラーメンはどこか懐かしい味がする尾道ラーメンです。
日本遺産尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市として登録され、瀬戸内海と山が近接する地形の中で、人々の暮らしや文化が育まれてきた町です。
階段や坂道が多く、小高い山に登れば「箱庭都市」が一望できます。

尾道ではたくさん歩きます!
自分の好きな小道を探すのも楽しみの一つです。
寺や神社を巡って足が疲れ切った後に食べる尾道ラーメンは、疲れを癒してくれます。

尾道ラーメンの歴史

尾道ラーメンの歴史は1945年代(昭和20年代)ごろ、台湾出身の方が屋台で提供したのが始まり。
もともと尾道ラーメンという言葉はなく、テレビ番組などから「尾道ラーメン」という言葉が生まれ、全国に知れわたるようになったと言われています。

尾道ラーメンの特徴

1.醬油ベースのスープ
醬油ベースに鶏がらや豚骨を使用し、さらに瀬戸内海に面した尾道ならではの小魚のダシを使用しています。
2.背あぶらが浮いている
背あぶらはスープにコクを与え、味のアクセントになっています。
3.平打ち麵
多くのお店では、平打ちの中細ストレート麵が使われています。
ツルツルとした滑らかな食感でスープと背あぶらとの相性抜群です。

尾道ラーメンの特徴 背あぶらが浮いています

尾道ラーメン 丸ぼし

今回ご紹介する尾道ラーメンは丸ぼしさんです。
尾道駅から歩いて15分。尾道水道や、対岸の向島を見ながらあっという間に到着。
夜は閉まっているお店も多い中、こちらは20時まで営業しています。(売り切れ次第終了)


ほどなくしてラーメン着弾!
これぞ、私が想像していた「尾道ラーメン」
まずはスープから食します。丸ぼしさんのHPにはびっくりするほど熱いです!とありましたが、本当に熱いです。猫舌の方は少し待ってもよいかもしれません。
一口すすると、小魚のダシの味が口いっぱいに広がり、背あぶらがまろやかさをプラスしてくれます。
見た目より濃くありません。
麺は平麺で、すっと口の中に入り、また青ネギがほどよいアクセントになります。
瀬戸内の恵みと職人の技が詰まったラーメンで、忘れられない味になりました。

編集部より

尾道駅周辺は、尾道ラーメンを提供するお店がたくさんあります。
ただ、早く閉店してしまうお店もあるので事前に営業時間を調べていくことをおススメします。


日本遺産検定のご案内

1/24(金)25(土)26(日)日本遺産検定3級を実施します。合格して日本遺産ソムリエになろう。

日本遺産検定・3級公式テキストのご案内

日本遺産検定を受けるならぜひ読んでおきたい唯一の公式テキストです。受験に向けた知識のみならず、日本の文化遺産に興味のある方にぜひおすすめしたい1冊です。

日本遺産普及協会



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集