日本遺産グルメ情報マガジン誕生‼
日本遺産グルメマガジン創刊
日本各地には、歴史や風土と深く結びついた「食文化」が根付いています。
古くから受け継がれてきた伝統料理やその土地ならではのご当地フードは、旅の楽しみのひとつでもあります。
このマガジンでは日本遺産に認定された地域の「食」に焦点を当て認定地域の魅力をお伝えします。
第一回目は、日本遺産「会津三十三観音巡り」の地、福島県会津地方の会津ソースカツ丼を紹介します。
会津ソースカツ丼の歴史
会津ではソースカツ丼がどのように広まったかについてはいくつかの説があります。ここでは、主に言われている二つの説を紹介します。
1.大正時代誕生説
大正時代に洋食文化が日本に浸透し始めた時期に、カツレツを食べやすい形で提供したいと考えたのが始まり説。
2.昭和時代誕生説
戦後、市内の食堂の店主が東京においしいものを求めて旅に出て、出会ったソースカツ丼をアレンジして、オリジナルソースで煮込んだカツを提供したのが始まり説。
諸説ありますが、白いご飯の上にキャベツを敷き、その上にソースにくぐらせたカツを載せるというスタイルは、地元で人気を集め会津若松の名物となりました。
また、会津はソースカツ丼に最初にキャベツを入れた町と言われています。
会津ソースカツ丼の特徴
1.分厚いカツ
厚めにカットされたカツはボリューム感たっぷり。しっかりと肉のうま味を感じられます。
2.甘めのソース
カツにかけられるソースは、フルーティーな甘めでとろみが強いのが特徴です。カツの衣にソースが染み込み 深みのある味わいです。ご飯にもほんのりソースがかかり 全体のバランスが取れています。
3.キャベツが敷いてある
ご飯の上にキャベツを敷くことでさっぱりした口当たりになり、濃厚なカツと相性抜群です。
どこで食べる?
会津若松でソースカツ丼を味わうなら「伝統会津ソースカツ丼の会」の公式サイトをのぞいてみるのもいいかもしれません。
地元で愛されるソースカツ丼を提供するお店が紹介されています。
それぞれのお店の特徴やこだわりも紹介されています。
訪れる前に自分好みのソースカツ丼を見つけるのも楽しいでしょう。
編集部より
会津のソースカツ丼はフルーティーなソースにくぐらせた厚みのあるカツとキャベツ、ご飯のハーモニーが絶品のどんぶりです。
地元の人々に愛され続けた味が、今では会津を訪れる観光客にもかかせない名物となりました。
歴史と文化が息づく会津の旅の締めくくりに、ぜひ味わってみてください。
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