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【今日の授業】擬音語擬態語(オノマトペ)学習

日本語は世界でも有数のオノマトペ言語だと言われて、5千ほどあるそうだ。
でも、世界一は韓国語!
なんと8千語もあるそう。

ところで、簡単なのでついついオノマトペ/onomatopéeというフランス語由来の言葉を使ってしまうが、これはそもそも古代ギリシャ語のὀνοματοποιία/オノマトポイーア、「擬声語」だそうだ。
日本語では、擬音語擬態語に分けられているが、擬声語は擬音語の一部だろう。
オノマトペが上位概念だったと思ってたけど、むしろ下位とは!w

擬音語は外国人が聞いても、まあ納得してもらえるものが多い。
何かを叩く「トントン」はドイツ語なら、「Klopf, klopf(英語knock, knock)」と動詞をそのまま使う。
指パッチンも「schnipp」、動詞のschnippen(指パッチンする)から来ている。
だから全く考え方は違うけど、それでも聞いたときに「これが叩く音である」と聞けば納得できなくはない。

先日、大学の最終日にオノマトペクイズで遊んだときには、擬音語は濁点がつくと、より強い、大きいイメージになるというようなルールも学習した。

でも、3回クラスでやったけど、みんなノックにドンドンを選んだ!

ドイツ語にも擬音語がないわけではない。
Ding Dong(ディンドーン)は、日本語ならピンポンとかキンコン、sum sum(ズムズム)ならブーン(虫の羽音)だ。

でも、動物の鳴き声は、それぞれの動物に対応する動詞がある!

-Die Hunde bellen. (wuff wuff, wau wau) 
犬が吠える。(ヴッフヴッフ、ヴァウヴァウ)
-Die Katzen miauen. (miau miau)     
猫が鳴く。(ミャウミャウ)
-Die Kühe muhen. (muh)
牛が鳴く。(ムー)
-Die Tauben gurren. (guru, guru)
鳩が鳴く。(グルー、グルー)
-Die Hühner gackern.(gak, gak)
雌鶏が鳴く。(ガークガーク)
-Die Ziegen meckern.(mäh)
ヤギが鳴く。(メー)
-Die Schäf blöken. (bäh)
羊が鳴く。(べー)

猫の「miauen(みゃうえん)」なんて、「猫が鳴く」ということにしか使わない動詞だ!
擬声語から動詞を作っているものもままある。
一方で日本語は「吠える」以外は、「鳴く」しかないw
多分漢字が入る前は「泣く」も同じ意味だったんだろう。

日本語はそういう意味で、動詞の少なさを擬音語擬態語で補っている。


一方で擬態語は、外国人には全く通じない。
例えば韓国語で「バングッバングッ」は何だとお思いか。
私は肉叩きかと思った。
なんとこれは日本語の「にこにこ」。
しかも赤ちゃん限定で、大人だと「シングルバングル」「セングルセングル」というらしい。(出典以下リンクより)
えー、全然笑ってる感なーい!!!


これと全く同じで、日本語の擬態語は外国人にはチンプンカンプンなのだ。

さて、今日の小学生姉妹の授業はクイズをしながら、主に擬音語に触れてもらった。
宿題は「マンガを読むこと」!

この国際交流基金が作っている「アニメ・マンガの日本語」サイト(英語以外にフランス語、スペイン語、中国語、韓国語がある)は、クリックで音声も聞ける仕組みがたくさんある。
その中でも、一番日常に近い「school expressions by scene」を、文字を読んでから音を聞く、というのを宿題とした。
マンガ好き(自分でもコマ割りして書く!)の二人なので、夏休みに楽しく学べることだろう。


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