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AIと教育~課題、テストとの付き合い方
7月開催分に申し込む方向で検討中の日本語教員養成講座の教育実習。
(詳しくは↓)
早速、コマを持つ大学での所属長(東アジア担当は中国人の先生!)に最後の数回オンラインでもいいかい?の問い合わせをしていたところ、たまたま大学でその先生と遭遇。
いいよ~と返事をもらえた。
2022年はオンラインコースを持っていたので、試験もオンラインでやった実績あり。
期末テストもオンラインでええか~と聞いていたんだけど、それは今年度からオンラインコースも対面試験をすることになったと言われた。
「オンラインでやると、『KI(カーイー)』を使う学生がいるから」
と理由を言われて、はて、KIって何だっけ?と考えていたら、私が分かっていないことに気付いた先生が、
「ChatGPTとか」
と補足してくれた。
ああ! AIか。
英語をい~っぱい取り入れているドイツ語のくせに、なんでこれだけドイツ語からの略称なんだよ!
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事情が分かったところで、じゃあ試験を早めにするしかないか・・・いくらなんでも終了3週間前に試験したら、あとがダレルなあ・・・と一瞬で考えていたら、
「大丈夫、それは誰か(試験監督)を手配するから」
とのこと。
おお~、ありがたい。
ということで、大学の方は問題なく、教育実習のために一時帰国できそうだ。
その後、どんな試験なら仮にAI使用を前提にしても、オンラインでできるだろうか考えてみた。
知識を問う問題はまずアウトということになる。
語学で言えば、文字、語彙、文法の動詞などの変化を問うような問題・・・
〇〇という言葉を使って、文を作れとかもできちゃうだろうし、読解問題もAIでできるだろう。
あれ、ペーパーテストは実質不可かw
まあ、口頭試問にするというのは考えた。
カメラもちろんオンで、目線はカメラから外してはいけないというルールにしたら、語彙、文法も問えるし、文作りとかもしてもらえる。
ただ、本来90分で行う試験(早い人は30分だけど)を、20人受講者がいるとして、一人あたり5分で判断するというのはあまりにも無謀だろう。。。
餅は餅屋!
当人(?)に聞いてみたw
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まあ、口頭でというのは、当然だよね。
確かに一対一で一人5分はあまりになんだけど、ロールプレイで1グループ5人を20分なら、結構いけるかも。
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上級、せめて中級ならいけるかもしれないけど、初級だとちょっと難しいかなあ。
でも、読解問題の代わりに動画を見せて、それについての問いに答えるというのは、聴解+アルファのようで、ありかもしれない。
普段の聴解問題は一問一答的なものも多いし、会話を聞いて答えるものもそんなに長くない。
でも、5~10くらいの動画を見せて、メモ取らせて答えるとかにしたら、AI対策はできるんじゃない?!
なんなら、問題も画面表示とか?!(調べられるか・・・)
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これはAIでできる気がするんだけどなあ・・・
まあ、初級レベルならAIで十分対応できてしまうと思う。
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まあ、これも口頭試問が向いていそうな気がする。
と、アイディアは多少出たけど、確かに現行の試験を同じように実施するのは難しいと言える。
たまたま、AIと学習というようなテーマの記事を読んだ。
要約すると、
自分で考えないのはダメとAIを前面禁止にする学校が多いようだが、頭の整理、骨子の部分を作る助け、手段の調査など、AIを「自分で考えるためのツール」として使わせるのがよい。これからはどう使いこなすのかを教えるべきだ。
私も実際、今上の部分でしていたが、ChatGPTの回答を丸々鵜呑みにするのではなく、そこから考えを発展させている。(エッヘン!w)
恐らく子どものAI利用の弊害はそこで、考えないで、コピペしてを終わりとなるからだろう。
例えば乳児から幼児の間は、親の存在は絶対だ。
神だ!
おかーさんがダメだって言ったらダメ! の世界だ。
しかし、保育園、幼稚園などの社会に加わることで、自分ちルールと違うものが存在することに気付く。
最初のころは、他の家のルールをおかしいと思うだろう。
「うちはこうなのに、〇〇ちゃんちはこうなんだって~、へんなの~」だ。
年齢を追うごとに、実はうちのやり方のが少数派なのではないかと気づいたり、多数とか少数とかはどうでもよくて、各家庭ごとに違いがあったっていいじゃんと悟ったりしていく。
インターネット崇拝も同じだと思う。
「ネットに書いてあった」というのが「隣のおばさんが言ってた」のと同じくらいしか信憑性がないことに気付いていない。
せめてそこは「〇〇新聞社のHPで読んだ」とか「〇〇大学の〇〇博士の論文をネットで読んだけど・・・」くらいのデータソースを挙げてほしいものだ。
「誰が」言っているのかが大事なのだ。
一応小学校から情報リテラシー教育は入っているが、普段から家庭でも話題に挙がっているといい。
ChatGPTはしれっと嘘をつくこともあって、実は当たり障りのないことしか言っていないということを気付かせるべきだろう。
それこそ隣のおばさんとの会話くらいの信ぴょう性だと思って利用していいのではないか。
おばちゃんはときどきすごく良いこともいうし、当たり障りのない言葉で励ましてくれるし、その話なら3丁目の鈴木さんが詳しいわよ、と更なる情報源についても言及してくれるだろう。
「うちのお母さんの言ってることは100パーセント正しくないんだ!」と気づく思春期くらいまでは、AIは積極的に取り入れず、お遊び的な間違い探しやプロンプトをどう書くかどうかに留めて、中学から本格的にどう思考の助けにするのかというテクニックを教えていけばいい。
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それ以外は中学レベル(咲、昇)まで含む!
じゃあ、どういうプロンプトにしたらいいんだろう? みたいな授業
AIと教育はもう切ってもきれない関係になっている。
文科省は「AI使用禁止」という言葉を禁止して、適切な使い方指導をさせるべきだ。
先生たちが専門家じゃないというなら、専門家を学校に派遣すればよし。
すでに後手に回っているくらいだと思うよ。