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1970年の大阪万博「未来のベッド」

今回ご紹介するのは、1970(昭和45)年開催の大阪万博に出展した「未来のベッド」。
三洋電機グループのサンヨー館に展示されました。

健康カプセルは、球形のカプセルの中に、休息と安眠のために必要な全自動機器をセットした完全プライベートルーム。人間工学によって設計されたリクライニングベッドは、どんな姿勢でも自由にとることができ、疲れがほぐせた。

万博記念公園 公式サイトより

三洋万国博企画実行委員会がプロデュースした「サンヨー館」は、大阪万博の目玉パビリオンでした。

「未来の生活空間」を演出した「ファミリー・コーナー」には、当時の最新技術を駆使した展示品が並べられました。
人間洗たく機(ウルトラソニック・バス)、フラワーキッチン、万能テレビ、健康カプセル …… これらの展示品を見た来場者の方々は、未来の家庭生活を思い描いて、さぞわくわくなさったに違いありません。

日本ベッドは、スイッチひとつで姿勢を変えられるリクライニングベッドを開発。
「健康カプセル」と名付けられた、丸いドーム型のカプセルに収められました。

カプセルは、防音・遮光の完全なプライベートルームとしてつくられていました。

残念ながら会期中の画像は、社内に残っていません。
設営中と思われるカプセルの様子と、開発時の画像がこちらです。


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