見学にきていただくこと
暑中お見舞い申し上げます。
日本理化学 大山です。
酷暑、書くだけで暑さが襲ってまいりますが、どうか睡眠、食事、軽い体操に加え、しっかり休むことを意識し、この季節を乗り越えてまいりましょう。
さて、弊社には年間2000名近く見学される方がいらっしゃいます。
社員数100名も満たない会社で、これだけの方がわざわざ弊社のことを知りにきてくださることは、すごいことです。
もちろん、感謝しかありませんが、それだけ期待もされていると思えば、プレッシャーも同じくらい感じております。
今回は見学にきていただくことについてお話しいたします。
わたしたちは、来ていただく皆さんに何かを教えたりすることは一切できませんが、やってきたことだけはあるので、それをお伝えし、結果それが何かの参考になることになればと思い、懸命にお話しはいたします。
福祉、学校、自治体、企業、個人…いろいろな業種、立場の方がいらっしゃいます。
よくされる質問は、
・就職にむけて、学校(家庭)でやっておくべきことはありますか?
・障がいのある方が戦力になっていくために何が一番大切ですか?
・採用するときの基準はありますか?
・年間どれくらいの方を採用していますか?
・社員のモチベーションとなることはどういうことですか?
・お給料はどうなっていますか?
などなど
さまざまですが、圧倒的に障がい者雇用に関することです。
何一つ正解はないのだと思いますし、私たちの目線でお答えすることしかありません。
それでも、皆様が何に向き合っておられるのか、苦悩されておられるのか、間違いなく伝わってまいります。
だからこそ、少しでも参考になればと思いお話しもするのですが、逆に当社にとってもその質問がとても参考になります。
お客様の視点で会社、組織、個人、考え方を見つめ直してみるきっかけになるのです。
私たちは何かができているわけではありませんし、日々の試行錯誤はもちろん、あるときはみよう見真似で他からの情報を取り入れて挑戦してみるなど、考えながら走っている感覚なので、他からの視点はとても参考になるのです。
ですので、見学に来られた方には、何でもお気遣いなく質問をしてください、とお伝えしています。
それは、せっかく来ていただいた方々にとって、とても貴重な時間を使ってここにおられるからです。
見学の流れは、弊社について概要や商品のこと、障がい者雇用に至った経緯や継続していくために向き合っていくことなど最初にお話しさせていただきます。そして、工場内現場の見学を経て質疑応答に入ります。
一方的にお話しするよりも皆さんが知りたいことをできるだけお聞きし、その話しをすることが皆様にとって有意義な時間にしていただくためにもとても大切だと思っております。何かを得て帰っていただきたい、弊社のことを知っていただきたい、の一心です。
次回は、もう少し見学のこと、お客様の声などもお伝えしたいと思います。
今日も、この暑さの中に見学でご来社いただく方々がいらっしゃいます。
何より感謝いたします。
大山隆久