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【読書感想文】「家族」研究 人類史入門 -1
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米のグリーンランド買収(トランプ氏)やUSスチール買収をめぐる裁判の件(バイデン氏)
いよいよ、おいおい宇問題には「力による現状変更は~」って言ってたけど、金とか圧力ならええんかいっていう…
暴力がいけないのは賛成だけど
武器供与してるし、ノルドストリーム爆破でエネルギー価格高騰でドイツ国民は困ってるらしい。
石破総理は健闘されてて、頑張ったほしいな…
米の価値観に追従しないように…
【読書感想文】「家族」研究 人類史入門 -1
私が現状(ブラック企業勤め)にある程度のストレスを抱えていることは間違いないのですけど、何かよく分からない「平均」から考えて、自分は不幸な目に合っている、とは全く思いません。
かといって、自分の人生の事なので、我慢すべきとも思いません。
ただ、いかんせん腹が立たなくなってきてしまった。いきり立つほどではない。
我慢という意識もなくその場をやり過ごすことも、可能であるような気もしてくる。そういう【虚無】の感情が広がっている。
ある意味現代的なのかも知れないけど、そうした虚無は、戦うべき気持ちなのかも分からない、そんな感じです。
この本は、人類史の泰斗・エマニュエル・トッドさん、片山杜秀さん、佐藤優さんの対談本です。
リスクと同じで需要出来ないほどか?ということなのですよね。もともと出世欲が飛び抜けていたわけでなし、知識欲、好奇心は、まあまあ ある方だと思うけれど、現状、上司をアホと思うだけで、自分の勉強を邪魔されているか?というと、そうではない。
リソースを無駄にすり減らされてはいるけれど、これもまた世間。どうでもいい事かも知れない。現状は、 ストレス減を図るべきか否か。
エマニュエル・トッドさんは、「家族」の研究をされています。日本は「直系家族」に分類、通常は男子長子が結婚後も親と同居し親子関係は権威主義的、兄弟間は不平等。日本の他ドイツ、フランス南西部、スウェーデン、ノルウェー韓国など。
家族から「人間関係」に話に展開させると、道徳とか優しさとか、国家間の違いを無視し一般化しがちです。けど、働いている自分の立ち位置、家族の中の立場、誰しも大なり小なり不満はあるわけで、この身に起きたことを徹底的に客観視、考え尽くさず「人生哲学」にしちゃうのは、早計だと。
本を読んでいると思うんです。
まずはじめに目から鱗なのが、
「女性の地位は、歴史が進むにつれて高まってきたか?円熟した文明ほど女性の地位は高いか?」という問いに
「違う。西洋型社会よりも女性の地位が低いと、これを非西洋的、非近代的な遅れと見るが、これは実は真逆な上に、この間違った認識が無理解不慣用、果ては暴力を産み出し、武力介入で女性の地位を高めようという愚挙に及ぶ」と、答えていること。
原初の人類は、若干男性が支配的ながら、男性は狩猟、女性は採集という作業分担し、相互補完的に平等が成り立っていた。
地域や国家という社会形成、人間集団の比重が大きくなるうち、女性が採集せたものは家族内にとどめおかれたのに対し、男性が狩猟で得た獲物は、集団で分配されたから、男性の方は社会への帰属意識が強く、対して女性は、家庭的で個人主義という違いが生まれた、ということです。