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【読書レビュー③】尾八原ジュージ「巣」
こんばんは。PisMaです。
本日は「巣」の続きを。②はこちらです。
前回までは美苗の娘•桃花が夜中に行方不明になったところ。さて、どうなっていくでしょうか。
飛び起きた美苗は桃花を捜索しに部屋の外へ飛び出します。
怖がりな桃花が勝手に歩いて行くわけがない。
確信めいた不安に駆られながら、美苗は「例の部屋」へと向かいます。
「例の部屋」の前に、空中に片手を浮かした不自然な姿勢で桃花を発見。なぜ一人で行ったのか尋ねると「おかあさんがいこうっていったの」と信じられないような答えが返ってます。桃花の不自然な姿勢は、だれかと手を繋いでいるときの手でした。
美苗の姿を借りて、だれかが桃花を攫いに来た。
奇妙な何かが、少しずつ美苗たちに近づいてきていました。
そんな経験をしても日常は続いていくもの。
桃花は美苗と離れるのを嫌がったりしつつも、祖母と遊びながら美苗の帰りを待ちます。祖母は桃花のことを誰と間違えているのか「しいちゃん」と呼び、そのたびに桃花は腹を立てるというのがワンセット。雑談の途中で昨晩奇妙なことがあったと綾子にも伝えますが、一応気に留めてくれるだけでイマイチ共感はしていないといった雰囲気でした。
美苗は桃花に「自分が夜中にどこかへ行こうと言うことはないよ」と言って聞かせ眠る。そんな生活が続きます。
それからは大きな異変が起きることはなく。
綾子によくしてもらいながら平穏な日々が続きます。美苗が「この家に引っ越してきてよかったかな」と思い始めていたその夜。
美苗は桃花に揺すり起こされます。
どうしたのと尋ねるまでもなく、大きな音がすることに気づく美苗。
どんどんと足を踏み鳴らすような音。
下から響いてくる感じからこの部屋は例の部屋にかなり近いのだと思い当たります。その足音は確かに怒りを帯びており、「こわい」と美苗に抱きつく桃花。二人は怯えながらそのまま朝を迎えました。
外が明るくなり、音がしなくなった頃。
他の家族も起きてくる時間だしと二人は外に出てみることに。
引き戸を開けると、そこには人形が落ちていました。美苗が女の子をかたどったような人形を拾い上げると、それは首からぼろりと崩れ落ちます。
人形の頭部は、力任せに引きちぎられたかのような有様でした。
ぽつりと桃花がつぶやきます。
「だれかおこってたね」。
キリがいいので今回はここまで。
ひぇ〜〜〜〜〜。。。徐々に怪異が存在感を増していっていますね。怒る足音にちぎれた人形。
すごく個人的に気になるのは、祖母が定期的に発する「しいちゃん」という名前。
これ…もしや…と思っているのですが、どうなってくるのでしょう。なぜ怒るのか、このお人形はどこからやってきたのかなど様々な謎が残ります。伏線回収が楽しみです。
「巣」は何気ないところがすご〜く重要な伏線になっていたりするパターンが多いので、要約のために抜粋する点を選ぶのが難しく難航気味です😵ゆっくり進めていけたらと思いますのでどうぞ宜しくお願いします!
お相手は黄緑の魔女PisMaでした。
不満と憤りと寂しさ。
おやすみなさい。
続きはこちら。