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「百冊で耕す」で自分の畑作りに挑戦


読み進めていると記事にしていた「百冊で耕す」を読み終えました。

前の記事でも書いたことになりますが、今はやりのライトな読書術本ではなく、骨太の「本との向き合い方」の本になっています。
本の構成が、書く章についてA面B面の2項立てになっていて、一つの事項に対し複数の角度から向き合える形になっています。ここからもこの本の作りの工夫が伝わってきます。

全体として自分が最近の読書ブームでもやっとしていたことを言葉にしてくれている気がして、「これだ…」となる一冊でした。

ここ数年、読書⇒アウトプットをすすめる本が急増している印象です。特にアウトプットというとブログやSNSを指すことが多いのですが、実際に「アウトプットされた文面」に注目してみると、あらすじの要約が大半だったりします…。
それが悪いというわけではないですが、要約というのは誰でもできるわけで、「感想ツイート」とは言えないんじゃないかなと個人的に、モヤモヤしていたんです。

あらすじを言えるのが、なにほどのことだろう。そんなこと、少しもだいじではない。むしろ、作品の〈空気〉を感じることが重要だ。本を読んでいたとき、どういう〈空気〉に包まれていたか。

「百冊で耕す」近藤康太郎

これだ!!!!!と思いました。
感想ツイートでは、その人が本を読んでいるときに何を感じたのか、それを知りたい。
あらすじなら公式サイトにもAmazonにも書いてありますから。
ただ、SNSに文章を公開するとなると「正しいことを書かなければいけない」と思うかもしれません。

文章を公にすることだけがアウトプットではない。感想を友人に、家人に話すこと、人にすすめることでもいい。

「百冊で耕す」近藤康太郎

だったら身近な人に話してみるのはどうかな?というわけです。これもとっても素敵なことだと思います。
私はとにかく本を読んだらすぐにありのままの感想を伝えたいのでパートナーさんが帰宅すると一発目に「今日読んだ本はね…!!!」と話すようにしています笑

ちなみにこの本の中では
・海外文学
・日本文学
・社会科学・自然科学
・詩集
の4ジャンルを読むことをメイン軸に据えているが、プラスアルファで外国語の本の読み方も書いてある。
これもとっても面白い。

しかも英語+第二外国語、以降のことも書いてある。
同じ作家の作品を多言語で触れて味わい尽くすということだ。
既知の作品であっても単語が置き換わっていたりニュアンスが違ったり発見がたくさんあるそうだ。やるしかない!

やる気スイッチが入ったので読書します。
ここまで読んでくださってありがとうございます。


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