24年4月に読んだ本の一言感想メモ
◆24年3月はコチラ
・『夢破れ、夢破れ、夢叶う』小山怜央★★☆☆☆
奨励会を経ずにプロ棋士になった異色の経歴の持ち主。実を言うと低段時代の若きレオ氏と倶楽部24で10局以上指したことがあるけど、当時から終盤の巻き返しがすごくてあっという間に抜かされてしまった(^^;
・『最後にして最初のアイドル』草野原々★★☆☆☆
僕はSF小説が苦手で一度も最後まで読めたことないのだが、本書はオタクとの親和性が高い内容で、かつ文章も短かったので何とか完読でけた!
・『ライトノベルの新潮流』石井ぜんじ、太田祥輝、松浦恵介★★★☆☆
古今東西のラノベの変遷が学べる良書。ただ、「ロードス島戦記」や「グイン・サーガ」は業界に影響を与えたのは間違いないけど、ラノベかと言われるとちょっと意見が分かれそうな気がしますね…。
・『ザイム真理教』森永卓郎★★★☆☆
財務省主導の緊縮財政策を痛烈に批判。こうした側面はたしかにあるんだろうが、じゃあ逆にお金をバラまけば経済が良くなるかといえばそう単純な問題でもなく、諸悪の根源にはたりえないんじゃないかと思う。
・『投資の教科書』後藤達也★★☆☆☆
元日経の名物記者さん初のご著書。話はわかりやすいけれど、知っている内容がほとんどで僕には少し物足りなかったかなー。投資初心者向け。
・『眠れないほどおもしろい吾妻鏡』板野博行★★★★☆
鎌倉時代を学びたい人に最良の入門書。『吾妻鏡』は当時の第一級資料だが、北条氏の歴史改ざんが疑われていて、本書は慈円の視点(『愚管抄』)で説明している。戦国時代がマシに思えるほど裏切りが多い…。
・『夢と金』西野亮廣★★★☆☆
「機能」を高める努力はほどほどにして「意味」を売りなさい。つまりブランド化して付加価値をつけようってことですね。彼がすすめるクラファンもNFTアートもおそらくやらないけど、考え方は理解しました。
・『ひろゆきツアーズ』ひろゆき×高橋弘樹★★★☆☆
世界50余国を旅したひろゆき氏の漫談。あまり旅行者が行きたがらない共産圏の話が多く、けっこうためになった。また聞き手の高橋Pも相手に尻込みせず話題をうまく引き出していて良かったです。
・『勝間式 超ロジカル選択術』勝間和代★★★★☆
生きていると絶えず大小さまざまな「決断」に迫られる。目まぐるしいスピードで移り変わる社会でよりよい選択を行うための指針とは?カツマー本は10冊近く読んでいるが本書はその中で三本指に入る良著だと思う。
・『怪獣人間の手懐け方』箕輪厚介★★★☆☆
数々のベストセラー本を世に送り出した敏腕編集者が、有能だがクセの強い作家たち「怪獣人間」とどのように付き合っているかを明かす。僕も編集サイドからするとなかなか扱いづらい人種ではあるんだろなぁ…(汗)