21年6月に読んだ本の一言感想メモ
◆21年5月はコチラ
・『嫌なこと、全部やめても生きられる』プロ奢ラレヤー★★★☆☆
SNSでフォロワーさんにタダ飯を奢ってもらって生計を立てているプロ奢さん。その対価として相手の愚痴や相談を受けるんだけど、特殊な職歴をお持ちの人たちの話が興味深い。いろんな生き方があるんやなー。
・『Another2001』綾辻行人★★☆☆☆
「Another」の"災厄"から3年後、再び悲劇が繰り返される…。綾辻先生7年ぶりの長編作品で期待していたが、死者が序盤ですぐに読めてしまい、分量のわりにオチのインパクトがやや弱かったかな。
・『働き方5.0』落合陽一★★★★☆
ホワイトカラーの仕事はAIに駆逐され、やがて人間がコンピュータの下請けになる?!AI社会を生き抜くために大事なヒントが一冊に詰まっており、これまで読んだ落合氏の著作の中でトップクラスに有益だった。
・『潜入ルポamazon帝国』横田増生★★★☆☆
以前「ユニクロ」に従業員として潜入しブラックな現場を暴露した著者が、今度は「アマゾン」の倉庫に乗り込む。さらに配達の苦悩、AWS、サクラレビュー、欧州で進む独禁法の動きなど多方面まで考察が及んだ労作。
・『女子中学生の小さな大発見』清邦彦★★☆☆☆
とある女子中学校の理科の自由研究。くだらないもの、真面目なもの、笑えるもの、はっとさせられるものまで盛りだくさん。
・『重力ピエロ』伊坂幸太郎★★☆☆☆
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」。不幸なレイプ犯罪によって生まれた異父兄弟が、自らの手で正義を果たすヒューマンドラマ。
・『アフターデジタル』藤井 保文、尾原 和啓★★★☆☆
日本企業はデジタル技術を導入する際に「オフライン=主」「オンライン=従」を前提にしているが、IT先進国ではしばしば主従逆転が起きており、やがては「リアル世界がデジタル世界に包含される」という主旨。
・『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』茂木誠★★★★☆
今日の複雑怪奇な国際情勢において、右(保守)や左(リベラル)といった単純な分類には限界がある。X軸を経済的自由、Y軸を政治的自由とした二次元座標で世界の政治思想をひも解く画期的な試みの本。
・『億を稼ぐ 積み上げ力』マナブ★★★☆☆
東南アジアで引きこもりながらSNSで情報発信をされているマナブ氏・初の著書。「朝起きたら、何があっても、絶対に〇〇をする」の習慣化が最も重要とのことで、いつも結論を初めに言ってくれるからありがたい。
・『隠れアスペルガーという才能』吉濱ツトム★★★☆☆
あなたが社会で生きづらいのは「隠れアスペ」が原因では?世間一般では短所とされる性質も考え方次第では長所になりえるし、筆者によると食事制限や運動である程度克服できるらしい。ちなみに僕もアスペ度診断をやったら案の定高めの数値だった(苦笑)。
《今月の私的TOP3》
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