21年12月に読んだ本の一言感想メモ
◆21年11月はコチラ
・『ゲンロン戦記』東浩紀★★★☆☆
評論家の東氏はなぜ株式会社「ゲンロン」を立ち上げたのか?慣れない経営に頭を悩ませつつ歩みを進めた10年の苦闘の日々を振り返る。
・『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン★★★★☆
最新の研究で明らかになったスマホの恐るべき有害性――「ゲーム脳」ならぬ「スマホ脳」とは?iPhoneを開発したスティーブ・ジョブズは我が子に通信機器を決して触れさせなかったという。僕もこの本を読んで寝る前はスマホを隣の部屋に置くことにしました(^^;)
・『人新世の「資本論」』斎藤幸平★☆☆☆☆
環境問題とマルクスの資本論を絡めて脱成長を説いているが、すでに30年以上不況の日本にこれ以上節制を求めるのは筋違いだと思うし、マクロ的にもテクノロジーで問題を解決をめざす方向性のほうがよいのでは?
・『ゼロ・トゥ・ワン』ピーター・ティール★★★★☆
ペイパルの創業者でその後もエンジェル投資家やFB社外取締役として今もアメリカで絶大な影響力を誇るピーター・ティール氏が起業を目指す学生に向けた伝説の講義録。通説を常に疑い、逆張りで大胆に賭ける生き方めちゃクールやね!
・『エンジェル投資家とは何か』小川悠介★★★☆☆
エンジェル投資家とは上場前のスタートアップ企業に投資する人。上場まで漕ぎつける会社はごくわずかだが当たったときのリターンは膨大で、競馬でいう大穴狙いか。リアルの社会的地位と人脈がないと厳しそう。
・『向日葵の咲かない夏』道尾秀介★★☆☆☆
放課後、学校を休んでいるS君のお宅へ訪問すると彼は首を吊っていた…。内容はひたすら暗くて気持ち悪いにもかかわらず、文章が無駄に(?)上手いせいでつい引き込まれて最後まで読んでしまった。
・『超影響力』メンタリストDaiGo★★☆☆☆
人は同じ内容の話でも、信用している相手か、自分に関係があると思ったことにしか興味を持たない。影響力を高めるためのテクニック集。
・『勝間式超スローライフ』勝間和代★★★☆☆
コロナ自粛の逆境を前向きに捉えて、自宅にいながら快適に過ごすための勝間流ライフハック。ウチもVRヘッドセットをはよ導入しないとなぁ。
・『ワークマン式「しない経営」』土屋哲雄★★★★☆
個人向け作業服というニッチな市場を扱っていた会社・ワークマンが、いかにしてユニクロを超える店舗数を誇る圧倒的な成長を遂げたのか。経営で大事なのは根性論でがむしゃらに「する」のではなく、合理的に考えて「しない」こと。閉塞感漂う日本の希望の指針となる一冊。
・『イスラエルがすごい』熊谷徹★★★☆☆
日本人にとって宗教や戦争のイメージが色濃いイスラエルだが、世界有数のIT大国であることはあまり知られていない。また先の大戦で大量殺戮を行ったドイツと現在は良好な関係を築いているのは意外だった。
《今月の私的TOP3》
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