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23年2月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年1月はコチラ

・『農業新時代』川内イオ★★★☆☆

人口減少で過疎化が進む日本に復活のシナリオがあるとしたら温暖な気候と空いた土地を活用した「農業国への回帰」が一つの手だと思うんですよね。皮まで食べられる「もんげーバナナ」のエピソードが面白かったなー。

・『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』田中絵里菜★★☆☆☆

世界的な人気を誇る韓国アイドルグループ「BTS」。日本はなまじ市場規模がそこそこあるから国内消費のみで完結するが、韓国は海外に打って出るしかなく、また国策でエンタメ事業を柱にしたのが奏功した感じかな。

・『変な家』雨穴★★★☆☆

家の見取り図のわずかな違和感から発展する「事件」のかほり…。ややこじつけすぎな感も否めないが、今までなかったタイプの新しい推理小説で発想の勝利といえるでしょう。

・『SENSE』堀内進之介、吉岡直樹★★★☆☆

これからのマーケティングは"聴覚"で差をつけろ!聴覚情報は視覚と比べて「ほとんど意識させずに人を巻き込む特性」があり、低音で速く話すとより好感をもたれやすいようだ。

・『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』津川友介★★★★☆

①魚、②野菜と果物、③茶色い炭水化物、④オリーブオイル、⑤ナッツ類をたくさん採ればよろしい。以上。

・『肩書き捨てたら地獄だった』宇佐美典也★★★☆☆

東大⇒経済産業省の官僚とエリート街頭まっしぐらだった著者。敷かれたレールの上を歩む日々に疑問を抱き早期退庁するも現実は想像以上に過酷だった…。僕と全く接点がなさそうだけど、ブログから起死回生を図った点は意外にも一緒ですね。

・『限界風俗嬢』小野一光★★★☆☆

SMクラブの取材で知り合った女性たちのその後を追う実録ルポ。はじめは生活のためにやむなく働くが、目標金額に達しても金銭感覚がバグったりホストにはまって完全に足抜けできる人はごく少数。とくに最初の子の話がエグすぎる…。

・『モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた』ジェフリー・ミラー、タッカー・マックス★☆☆☆☆

進化論に基づいたモテ本とのことですが、「男性の加害性」をやたら批判してエビデンスはほぼなし。本書の教えを忠実に守ったとして、結局選ばれるのは人畜無害なオタクよりもツーブロックDV男性なんでしょ?(笑)

《今月の私的トップ3》

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